Amazon.co.jpはこのほど、商品に対するユーザーレビュー投稿に、同サイトでその商品を購入した人が書いたレビューであることを認証する仕組みを導入した。
Amazonのレビューは購入者ではなくても投稿できる仕組みだが、ネガティブなユーザーレビューが殺到する“炎上”を招いたり、“ステマ”(ステルスマーケティング)への疑念を呼ぶ一因になっていると指摘されてきた。同サイトを通じて購入したユーザーによるレビューであることをAmazonが認証することで、「レビューの質と関連度を判断するもう一歩進んだ手段を提供する」という。
レビューを投稿する際、Amazonで購入した商品であれば「あなたがこの商品をAmazonで購入したことを顧客が分かるように、本レビューにラベルを付けてください」というチェックボックスが現れる。チェックして投稿すると、レビューに「Amazonが確認した購入」と表示され、購入者であることが確認できるようになっている。
以前に購入して投稿したレビューにも、同様に表示することが可能だ。ただ、表示はチェックボックスにチェックをすることによる任意になっている。Amazonでの購入を確認できない(同サイトから購入していないか、実際に購入していない)ユーザーからの投稿も従来通り可能だ。
Amazonのレビューは事実上誰でも投稿できるため、商品や企業への不満の書き込みが殺到する炎上状態になることもあったほか、特定の商品を意図的にほめたり、あるいは酷評する“ステマ”に使われているのではという指摘もあった。2009年には発売前の商品についてはレビューできないよう、機能を変更している。
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