"プロ作家に聞いたところ、大半のアマチュア作家は、
「文章展開(情報の流し方)がダメ」であり、その一点だけをもって
「絶対、プロになれない」のだそうです。

ためしにプロ作家の人に
アマチュア作家の作品の序盤をリライトしてもらったのですが、
その差は歴然でした。

プロ:「ふんふん」と苦も無く、読み進められた

アマチュア:「誰の台詞?」「5行前の内容を今頃説明かよ!」など
       ところどころ、「うっ」となった。

なんかもう、
最初の数十行で「ふんふん」と読めないような書き方だと、
その後、どうクライマックスで盛り上がろうが、
ラストに大どんでん返しがあろうが、
編集さんに評価されず(売り物にできないと判断され)、
スルーされちゃうのだそうです。

でも、ほとんどアマチュア作家は、そこに気づかず、
(最初の数百文字で、ダメだと判断されているのに)
「クライマックス」や「ストーリー」や「キャラ描写」で
評価を得ようと、「序盤以後の何万文字(読まれない文)」
を苦労してひねり出してしまうのだと……。

その構図をきいて、すごく物悲しくなりました。

(ちなみに「プロになれないタイプの人」は、書くときに
 アニメみたいな映像を脳内で表示して、
 その絵をみながら描写(ノベライズ)をしているケースが多いそうです。
 作者は「キャラや情景」を当然くっきり思い浮かべられますが、
 読者は初見なので、真っ暗闇のなかで、手探り状態。
 この違いを意識できない作者は、読み手に「うっ」とさせるモノを
 無意識で書いてしまうそうです。しかも本人は気づかない…)

で、その問題に気づかせ、かつ、
技術向上をうながす方法はなんだろうかと常々考えていたのですが、
やっぱり、
「たくさんの人に読ませて、どこで脳が『うっ』となったか
 文の場所のサンプルデータを集めて把握すること」
が一番なんだろうなあと。"

マーク式感想による小説投稿サイトがあったらいいな: 飲茶な日々 - 史上最強の哲学日記 (via kuzira8)

(via plasticdreams)