2009年にDropboxはスティーブ・ジョブスからの9桁のオファーを蹴っていた

Dropboxは2.5億ドルの投資を受けたが、それを上回る数十億レベルのアップルからの買収オファーを蹴っていたとテッククランチが報告。

http://techcrunch.com/2011/10/18/dropbox-said-no-to-nine-digits-acquisition-offer-from-apple-steve-jobs/

ファウンダーのArash FerdowsiとDrew Houstonはクパチーノのオフィスに呼ばれてジョブスと対面した。ジョブスはHoustonのヒーローだ。「どうやって(このような状況に)準備すればいいかわからない」

ラップトップを出してデモしようとすると、「君達が何やっているか知っているからいい」と止められた。ジョブスはこの小さな会社がアップルにとって戦略的に重要なもになると見抜いていた。

しかし、Houstonはジョブスにキッパリと断わった。Dropboxを大きな会社に育てあげる固い決意ある。バイヤーがヒーローのジョブスであっても、その額が桁外れであっても売るつもりはないのだ。

ジョブスはDropboxに対する思い入れを語る二人を暖かく見守りながら、彼らの市場に参入する意思を伝えた。

2009といえばDropboxを初めて2年目だ。多分二人で「ラーメンバジェット」で開発をしていた時期だろう。そんな状況で、売るなら数十億ドル、もし売らないなら叩き潰すと世界最強のハイテク企業から選択を迫られ、独自で続けるという決意は驚異的なものだ。26歳という若年だからこそできた決断だろう。これぐらいの思い入れがないとこのようなスタートアップはつくれないということなんだろう。

これが元元記事:
http://www.forbes.com/sites/victoriabarret/2011/10/18/dropbox-the-inside-story-of-techs-hottest-startup/