日弁連新会長に中本氏 現執行部路線を継承
日弁連(会員約3万7千人)は5日、村越進会長(65)の任期満了に伴う次期会長選挙の投開票を行い、現執行部の路線を継承する元大阪弁護士会長の中本和洋氏(69)を選出した。12日の選挙管理委員会で正式決定する。任期は4月1日から2年間。
選挙は中本氏と、現執行部に批判的な東京弁護士会の高山俊吉氏(75)の一騎打ちとなった。得票は中本氏が1万2282票、高山氏が4923票だった。
主な争点は法曹人口問題で、中本氏は、弁護士の活動領域の拡大や若手の支援に取り組むと主張。高山氏は、法科大学院制度の廃止や司法試験合格者数の徹底的な絞り込みを訴えていた。〔共同〕