インターネットのおかげで、ありとあらゆる情報やエンターテインメントに触れられるようになりました。恩恵にあずかると同時に「インターネット中毒」になるというような問題もいくつか発生しています。米国精神医学会では、オフラインの時に起こる可能性がある精神的な問題を「インターネット利用障害」と呼んでいます。
米国精神医学会は、以下のようにインターネット利用障害を定義しています。
- ゲームに没頭する
- オフラインの時に禁断症状(不安やイライラなど)がある
- ゲームをする時間を増やし続けなければならない(耐性とも言う)
- 他の趣味に対する興味をなくす
- ゲームの時間を制限できない
- 気分を良くするためにゲームをする
- インターネットを長く使うために家族や友だちをだます
- ゲームのせいで良い機会やチャンスを台無しにする
ゲームに関連する項目が多いですが、消費者保護運動家は「インターネット利用障害はゲーマーだけがなるものではない」と指摘しています。他の研究では、一般的なインターネット利用(Webブラウジング)と関連付けられています。
現代社会では、インターネットやテクノロジーに対する依存度が上がり、中毒的な状態が深刻度を増しているのは、疑いようもありません。しかし、それは本当に精神疾患と言われるほどなのでしょうか? 今すぐインターネットの利用を制限するべきでしょうか? それとも、そこまで過剰反応するものではなく、単に時間をかけて慣らしていくものなのでしょうか?
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Adam Dachis(原文/訳:的野裕子)
Photo by Olga Palma.