Ryuichi Sakamoto North America Tour 2010 シアトル公演のUst中継を見ました

[坂本龍一]

いや、もう、感謝以外の言葉はないです。今回の中継を担当してくださった古川亨さん、平野友康さん、そして坂本龍一さん御本人に、本当にありがとうございましたとお伝えしたいです。Twitterfacebookで書くしか、方法はないわけですがw

ひとりのファンとして、今回、特に感謝したかったのは音質のよさ。教授の発案でカメラはUstっぽく見える安い(?)ものを使用されたようですが、音はPAから直接とられていました。それあり? と思わなくもないくらいに、音はよかったです。ぜひ、次回もそうしていただきたい(次回は日本時間の11月2日火曜午前11時半から、バンクーバー公演がUstで配信される予定です)。

[坂本龍一]

しかし、30年来のファンとして、ここ数年の教授のアグレッシブさは、本当にうれしい。教授自身が、御自身のアーティストとしての限界に挑んでいるような気すらしますが、たぶんそんな大仰なものではないんじゃないかとも思います。やりたいからやる。そして、やっていることを、様々なソーシャルメディアを駆使してファンと共有する。どんな若手よりも速く、教授はそれらに取り組んでいます。そしてきっと、その自由を獲得するには時間がかかるのではないかとも思いましたが、そういうわけでもないな。LadyGagaみたいな例もあることだし。他のアーティストが、単純に遅いんでしょう。

[坂本龍一]

たった一人の五万人よりも、一人一人が粒子のように感じられる数千人を選ぶ。教授が鍵盤を叩く。叩く前、叩いた、叩いたあと、音や響きが生まれるのと同じように反応する人々の実感。一気にゆっくりと拡散していく音。音は、速い。

[坂本龍一]

ちなみに今回、配信がはじまった時にはMacBook Pro 13インチで作業しつつ、AirDisplayを使ってiPadにページを表示してみていたのですが、HDDがうるさくてorz 配信はiPadで直接見ることにして、マシンはMacBook Air 11インチに切り替えました。買ってよかった!

[坂本龍一]

公演終了後に、平野さんによる機材紹介がありました。こういうのも楽しいですね。しかもなんと! 今回の中継はすべてMy-Fi? あってます? 海外で使えるPocket Wi-Fiのようなものを通して行われたそうです。それで9000人を支えたのかぁ。すごいな。

いやいやいやいや、本当にありがとうございました。次回も楽しみにしています!

※教授の音源をiTunes
Ryuichi Sakamoto

※今回の経緯は、以下にまとめられています。
@samFurukawa さんによる教授 @skmt09 のアメリカツアーをUSTするの巻