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Google AdSense広告をいきなり停止されまして

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Twitterでは何度かツイートしていたのだが、このブログに掲載しているGoogle AdSense広告の停止処分を受けていた。

お陰さまで無事広告は再開され、今は通常通り表示されているのだが、停止処分は初めてのこと。

ビックリもしたし、広告が停止されている間はいろいろ考えさせられた。

一応「プロフェッショナル・ブロガー」と名乗っているわけで、月々のGoogleからの広告収入は、僕にとっては「お小遣い」ではなく「収入源」の一つ。

もちろん一社依存は危険なので、収入源はGoogleの他にもAmazon、楽天、リンクシェアなどに分散していたし、ブログだけではなく書籍、セミナー、講演などにもポートフォリオを分散させていた。

なのでGoogleの広告が止まっても、生活できない、ということにはならない。

ただ、当たり前のことだが、メインの収入源の一つが止まるというのは、良いことではない。

今回の件の経緯と対策、それに今考えていることについてシェアします。

皆さまの参考になれば幸い。というか、広告貼っている皆さん気をつけましょう!

 

 

 

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飛行機を降りたら広告停止されていた

AdSense広告が停止されたのは11月13日(火)のこと。

この日僕は福岡にいた。

福岡でお友達ブロガーのくらちゃん @kuracyan に美味しいうどんのお店に連れていってもらい、福岡最後の食事を満喫し、午後の飛行機で東京に戻った。

飛行機に乗っている間はiPhoneの電源を切っていて、羽田に到着後iPhoneの電源を入れてメールをチェック。

すると、予想もしなかった一通のメールが到着していた。

 

 

 

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ご覧のとおり、Google AdSenseの広告停止の通告である。

以前かん吉さんのブログ「わかったブログ」で、かん吉さんが広告停止の警告を受け、その後停止処分を受けたという記事は読んでいたが、僕の場合は警告なしで一発停止である。

かん吉さんのAdSense記事はこちら。

 

「知らなかった」では済まされない!全てのアドセンス利用者が知っておくべき「ポリシー違反」と対策方法

 

 

しかも規約違反内容が「アダルト」というのはどういうこと?

空港から自宅に戻る電車の中で規約を読み直し、違反対象だと言われたページを見た。

 

 

 

「わいせつ」ではなく「性的」が問題

今回「アダルトコンテンツ」と判断されたページは書評エントリーだった。

アダム徳永氏の著作「スローセックスレポート」という本の書評。

きわめて真面目な書評だったのと、2010年に書いたエントリー、つまり2年も前のエントリーに今ごろ、という意味で二重に驚いた。

ただ、規約を良く読むと分かるのだか、Googleは「わいせつ」かどうかで判断しているのではなく、「性的表現」があるかどうかを問題にしていたのだ。

スローセックスレポートは、本自体がセックスについて取り扱ったものだから、性的か性的でないかと言われたら、書評も性的である。

ならばアウトも致し方なしか。

なるほど。

 

 

その考え方でいくと、同様に、過去に書いた溜池ゴロー氏作の「SEX会話力」、桜木ピロコ氏「女が夢中になるセックス」、宋美玄氏「女医が教える本当に気持ちのいいセックス」などの書評も「性的コンテンツ」に分類されるだろう。

どの書評も非常に真面目な視点で性について書いたものだったので残念だが、Googleの言っていることは良く理解できた。

何も子供も一緒に食事しているお茶の間で「チャタレイ夫人の恋人」を観なくてもいいだろう、という論理だ。それは分かる。

 

 

 

該当記事を削除して再申請したが却下

問題と思われる記事を削除してGoogleに広告再開の再申請を送ったのが11月16日。

ところがなかなか返事が来ないのだ。

3日経っても5日経っても連絡がなく、もちろん広告も再開されない。

再申請はメールではなく、申請フォームから送る形なので、もう一度申請を送ってみたが、「すでにその申請は送付済みです」という自動応答メールが返ってくるだけ。

担当者の名前はもちろん分からないし、質問や確認のメールを送ることすらできない。

 

 

そして申請から7日後の11月23日にやっとメールが届いた。しかし結果は「却下」。

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要は、まだサイトに違反コンテンツがあるからダメ、ということなのだが、問題は、何が問題なのかの指摘がない点だ。

自分で違反コンテンツを探してキレイにしなさいよ、ということなのだが、このあたりから徐々に自分が不当な扱いを受けているような気持ちになってきて、やる気を失った。

Googleは広告主と僕らブロガーの橋渡しをしている役割であって、僕らに料金を支払っているのは広告主だ。

Googleはインフラを提供しているが、広告を表示して広告主に利益をもたらす我々ブロガーとは、パートナーではないのか?

あまりにも一方的と思える対応にげんなりしてしまい、しばらく広告のことは考えたくなくて放置してしまった。

 

 

 

しばし放置の後再度見直して再々申請

いつまでもげんなりしていても仕方がないので、再度規約全体を読み、サイトをチェック。

結果、性的な書評の削除モレが一点と、あとはウィスキー、ラムなどのハードリカーの紹介が違反対象ではないかとの結論に至った。

AdSenseの規約は不思議で、ワインとシャンパンの紹介はOKだが、ビールやウィスキー、リキュールの紹介はNGとなる。但しレストランやバーの紹介はOK。

「ハードリカーもリキュールもNG」ということなので、「黒霧島」や「三岳」などの焼酎、それに泡盛なども違反対象になるだろう。梅酒もおそらくダメ。日本酒はワインに分類されるならOKだが、リキュールと判定されたらNG。

 

 

というわけで書評とお酒のエントリー合計15本を削除して12月3日に再々申請。

この頃は開き直っていて、これでダメだったらドメインとブログタイトルを変えて別サイトで再スタートしようか、くらいに思っていた。

 

 

 

ようやく広告復活

再々申請から4日後の12月7日にGoogleからメールが届いた。

 

 

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結果、やっとOKとなり、広告が再開となった。

メールには再開まで48時間程度かかる、とのことだったが、2時間ほどで広告が復活。

結局、11月13日の広告停止から25日間もかかってしまった。まあそのうち10日は僕が放置していたわけなのだが。

やれやれである。

嬉しいというより、何か煮え切らない、脱力感のようなものが残った。

 

 

 

この件を通じて想ったこと

自前のサーバーでブログを運営しているのだから、自由に何を取り扱ってもいいと思っていた。

もちろんGoogleや他の広告にも規約があることは知っていたが、法律に準拠しているし、わいせつなコンテンツを取り扱っているつもりもなかったので、いきなり広告停止というのは予想していなかった。

しかし、運営会社にはそれぞれのポリシーがあり、そのポリシーに合意できないなら、その広告を掲載できないというのは、ある意味当たり前のことで、そこに文句を言っても仕方がない。

僕の脇が甘かったとしか言いようがない訳で、広告停止に関してGoogleに文句を言うつもりはない。

広告停止に関して検索して調べていたら、一発停止処分よりもっと重い、一発で永久追放処分という人もたくさんいるようで、そうならなくて良かったと思っている。

 

 

ただ、自分が良いと思って書いたコンテンツを消すという作業は、やはり嬉しいものではなかった。

僕は、今後も性について真面目に語りたいこともあるだろうし、美味しいウィスキーを紹介したいと思うこともあるだろう。

そんな時のために、「別室」のような場所を作り、Googleの広告抜きで運営するのもアリかな、などと思った。

しかし、別室が「性とアルコール専門のブログ」だとすると、かなり怪しい雰囲気になりそうだが(笑)。

あと、従来僕は有料メルマガには否定的だったのだが、収入の確保という意味では、今後の選択肢として、有料メルマガも考慮に入れないといけないかな、とも思うようになった。

別エントリーを書こうと思っているのだが、広告停止の期間には他にもアクシデントがあり、いろいろと考えさせられた。

丁度来年以降のポートフォリオを練っているところだったので、良い勉強をさせてもらった。

 

 

最後に、本件でトラブっている時に、わかったブログのかん吉さんに親身に相談に乗ってもらいました。ありがとうございました。

また、Twitter等でアドバイスいただいた皆さんにも感謝します。お陰さまで無事広告が復活しました。ありがとうございました(^-^)。

そしてAdSense広告を貼っているブロガーの皆さん、規約違反は怖いですよ! 今一度規約を読んで、違反がないか確認しましょう!

 

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