An Open Source Linux Client for Google Drive.

Googleは4月から「Google Drive」の提供を始めている。Google Driveは5GBまでのオンラインストレージを無料で利用できるクラウドストレージサービス。Google Driveの登場は多くのネットユーザに歓迎されたが、残念なことにまだLinuxが公式にサポートされていない。GoogleドキュメントのコミュニティマネージャであるTeresa Wu氏が4月末にGoogle+スレッドにおいてLinuxサポートの作業中であることを示唆する発言をしたが、まだ公式では未対応となっている。

公式クライアントはまだ提供されていないが、非公式のクライアントを使うことでLinuxユーザもGoogle Driveを利用することは可能だ。すでにいくつかのコミュニティでLinux向けのGoogle Driveクライアントが開発されているが、その中の一つに「Grive」がある。

Griveはコマンドラインで実行するGoogle DriveのLinuxクライアント。C++で開発されており、GPLv2のもとソースコードがGitHubで公開されている。現在、Google Driveからすべてのファイルのダウンロードでき、ローカルで変更したファイルをアップロードできる機能を提供している。自動同期機能はまだ実装されていない。Ubuntu 12.04およびUbuntu 11.10ユーザであれば、WebUPD8のリポジトリからインストールできる。インストールや使用方法についてはこちらで紹介されている。