腹筋しても痩せない、頑固なぽっこりお腹対策に効く1日数分の運動って?

気がつくとお腹がぽっこり。しかも腹筋など運動をしても、なかなか改善しない、なんてことはありませんか? 実はそのぽっこりお腹は、腹筋運動ではなく、ある運動をするのが効果的♪
それは自宅にある“壁”を使ったもので、たった数分で超簡単にできるもの! 早速、ぽっこりお腹の原因から、簡単にできる壁運動の内容までをご紹介します。
 
 


目次

なぜ、ぽっこりお腹はできるの?


ぽっこりお腹はただの食べ過ぎや運動不足と思いがちですが、それだけが理由ではありません。

特に最近若い女性に多いのが、姿勢の悪さ。前屈みの姿勢で携帯やパソコンをずっと見たり、背もたれに寄りかかった姿勢で長時間座ったり……という姿勢の悪さが、内臓を支えるインナーマッスルを弱らせることに。すると内臓が下がり、その結果おへその下あたりがぽっこりと出てしまう状態になるのです。

もし、腕や脚は変わらないのに、下っ腹だけぽっこり出ているというなら、内臓下垂である可能性大です!

内臓下垂はどうやったら改善できる?


お腹が出てるとなると、すぐにやりがちなのが腹筋。しかし内臓下垂の場合、腹筋は逆効果です。なぜなら腹筋などの運動は、アウターマッスルに効くもの。内臓を支えるのは深層筋と言われるインナーマッスルなので、アウターマッスルを鍛えたところで内臓は元の位置に戻らないのです。
では、どんな運動をすれば良いのか? 内臓を元に戻すために効果的なのが、逆立ちです。

なぜなら背中から下半身を上に上げることで、重力で下がっている内臓の位置を元に戻すことができるから。また、逆立ちは全身の血液の流れをスムーズにし、脳にも血液を届きやすくするので、代謝機能アップやストレス改善が期待できます。しかも内臓が動くことで腸が活発化し、便秘改善にもつながると言われています。

しかし逆立ちは簡単に見えても、手の力が必要なため、女性とってはなかなか難しいもの。できたとしてもフラフラしてしまっては、怪我の原因にもなってしまいます。そこで使えるのが「自宅の壁」! 壁で体を支えれば、誰でも簡単にできます。特に腕の力に自信のない方は、まずは壁を使った背中立ちをしてみましょう。

壁を使った運動のやり方


(1)壁の前にヨガマットなどを敷きましょう。
(2)仰向けになり、両脚を壁につけ、お尻、背中を持ち上げます。
(3)両手は腰に添え、腕と背中で体重を支えます。
(4)脚はできるだけまっすぐにし、1〜3分間キープします。

もちろん、逆立ちができる人は両腕で逆立ちをしてもOK! ただしどちらも長く行うと気分が悪くなってしまう場合はあるので、必ず3分以内にとどめておきましょう。

お腹の筋力はスクワットでつける!


内臓の下垂には、逆立ちだけでなく、大腰筋を鍛えることも大事。大腰筋は、背骨にある筋肉で、お腹周りの脂肪や内臓を支えているもの。だからこそ、大腰筋を鍛えれば姿勢が改善され、猫背も解消、そして内臓下垂を防ぐことができます。

そんな大腰筋を鍛えるために効果的なのが、運動がスクワットです。

スクワットは単純な動きですが、正しく行うことが難しく、間違った方法で続けると太ももが太くなるなどの原因になってしまいます。

そのため、正しく、しかも簡単にスクワットを行うためにも“壁”が使えるんです。

壁を使ったスクワットのやり方


(1)背筋を伸ばして、両手を壁につけましょう。ひじはまっすぐにします。
(2)ひじをまっすぐにしたまま、膝を曲げ、床と太ももが平行になったら、膝を伸ばしていきます。

これを1日20〜25回ほど行ってみましょう。

脚が太くなる原因は、膝がつま先より前に出てしまうこと。でも壁で支えれば、上半身の真っ直ぐな姿勢ができる限りキープできるので、膝がつま先に出ることや背中が曲がることなく、正しい姿勢で安定しながらスクワットができます。

腹筋よりも簡単で、しかも効果的な壁運動。毎日取り入れて、くびれのあるぺったんこお腹を目指しましょう!
(ピーリング麻里子)

この記事を書いたライター

ピーリング麻里子
ライター。女性誌の編集者を経験後、渡米を機にフリーランスに転身。現在フィラデルフィア在住。セレブ情報、美容をメインにウェブ媒体、女性誌、ラジオなどにて情報を発信中。 雑誌「GLITTER」WEBメディアは「ローリエプレス」をはじめ「VOGUE GIRL」、「ANGIE」、「tokyo beauty news」などで執筆。

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