皆さんは子供のころ、「飛び出す絵本」ってお持ちでした? ページを開くと紙のセットがぐいっと立ち上がるアレです。近頃はグリーティングカードとかでも同様の仕掛けをよく見かけますよね。
隊員Kは子供のころから「光るもの」「透明なもの」「仕掛けのあるもの」が大好きで、楽しい仕掛けたっぷりな「飛び出す絵本」もずいぶんたくさん買ってもらったものです。普通の絵本より割高ですから、親はきっと涙目だったでしょう。
ちなみにそれらの3つは今でも大好きです。今回は、そんな私が5年以上前から「いつか欲しい…!」と思っていた、「モノスゴイ飛び出す絵本」をご紹介いたしましょう。
『不思議の国のアリス』ロバート・サブダ
いかにも「外国の絵本」って感じの一冊ですね。作者のロバート・サブダさんはアメリカの方です。「紙の魔術師」というなんともカッチョイイ二つ名を持っていますが、作品を見れば納得すること間違いなし。
すごいんですよ。これが。本当。すごいんです。すごいんですから…。
横からのカットです。隠しきれないたっぷりの仕掛け
すべて紹介してしまってはこれから買う人の楽しみを奪ってしまうし、かといって見せるものが少なすぎたら魅力が伝わりにくい。本を紹介するのはなかなか難しいですが、精いっぱいやってみますので、皆さんもロバートさんの魔術の片りんを見ていってくださいな。
本を開く瞬間の高揚感をぜひ皆さまにも味わっていただきたいので、1つだけ動画を挟んでみましょう。
ぶわ〜〜〜っと盛り上がります!
すごいです。本の全長よりも仕掛けのほうが高さがあります。
全体の迫力に目がくらみそうになりますが、細かい部分もよく作りこまれてますよ。
大木の中にマッドハッターやハートのクイーンが隠れてますね。チェシャ猫も!
裏側も作りこまれてます。360度、隙なし
こんなすごい仕掛け、裏はいったいどんなことになっとるんじゃ…と思って裏側へ回ってみたらば二度びっくり。裏側も見られるようになっていました。これはまさに魔術だ…!
各ページはさらに数ページ構成の小さな冊子に分かれてます。もちろんここにも仕掛けが
ただ飛び出すだけでは終わらず、いろんな趣向が凝らされてます。「のばす・のぞく」の指示に従うと…
のぞき穴の中をアリスが落ちてく〜!
大きく分けるとたった6ページの絵本ですが、各ページには小さな仕掛けがたくさん施されており、全体のボリュームはかなりのものです。お値段は\4,320円(税込)ですが、正直いって満足感はお値段以上、むしろロバートさんが心配です。大丈夫ですか? まさか材料費しかとってないのでは? ちゃんとご飯食べてます?
『不思議の国のアリス』といえばやっぱりこのシーン
最後にクライマックス、この絵本最大の見せ場をお見せしてお別れしましょう。ハートの女王が放ったトランプ兵たちが、逃げるアリスの首をはねようと襲い掛かるシーンです。いろんなショッピングサイトでも紹介されている画像なので、見たことある方もいらっしゃるかもしれませんね。
いやほんと、すごいですから、ロバート・サブダさんの飛び出す絵本。絵本なのに分厚い参考書くらいのお値段しますけど、それを超える感動があることを調査隊員Kが保証します。お子様はもちろん、大人の方へのプレゼントとしてもステキだと思いますよ!
ではでは、調査隊員Kでした〜! 次は『オズの魔法使い』か『リトル・マーメイド』が欲しいな! いや、「動物図鑑」や「恐竜図鑑」も捨てがたい〜!