東北新幹線全通、5月ずれ込みも 7日余震で橋脚被害
JR東日本は11日、東日本大震災で被害を受けた東北新幹線の全面開通は5月初めにずれこむ可能性があると発表した。今月中を目指していたが、7日のマグニチュード(M)7.1の最大余震で仙台―一ノ関間の橋脚などが大きな被害を受けたため。
同社によると、再開予定日は那須塩原―福島が12日、福島―仙台が27日、仙台―一ノ関が4月末~5月初め、一ノ関―盛岡が24日、盛岡―新青森が13日。東京―那須塩原間と山形、秋田の両新幹線は既に運行している。
3月11日の本震で、東北新幹線の約1200カ所、在来線の約4400カ所が損傷。4月7日の余震でも、橋脚のヒビや橋げたのズレなど新たに新幹線約450カ所、在来線約500カ所が傷ついた。