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札幌のカフェ「櫻珈琲煎房」がコンビニとコラボ-オリジナルカップコーヒー販売へ

9月1日から全道のサークルKサンクス約200店舗で販売する「櫻珈琲煎房カップコーヒー」

9月1日から全道のサークルKサンクス約200店舗で販売する「櫻珈琲煎房カップコーヒー」

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 札幌市内のカフェ5店舗を経営する「櫻珈琲煎房(さくらこーひーせんぼう)」(本店=札幌市南区藻岩下)は9月1日、サークルKサンクス(本社=東京都中央区)とコラボしたコンビニ用商品「櫻珈琲煎房カップコーヒー」と、同店が監修したスイーツ「黒胡麻レアチーズ」の販売を、全道のサークルKサンクス約200店舗で始める。

黒胡麻レアチーズ

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 同店は、母体である建築設計会社「櫻工房」がモデルデザインしたカフェとして2002年、真駒内柏丘で1号店を開店。以後、「地元に支持され、誰もが知っている店」を目指し、藻岩店、サッポロファクトリー店、札幌市民ホール店と展開。今年2011年には麻生店FCも開店し、道外の物産展にも進出している。

 同店のコンセプトは「癒やし」。柏丘店・藻岩店では、緑の中で眼下に川が流れるロケーションを生かし、川のせせらぎや鳥のさえずりが聞こえるテラスを設ける。サッポロファクトリー店は商業施設内の店舗でありながらも、窓の内側に店内窓を設け、その間に木花を配置し郊外店のロケーションを再現。札幌市民ホール店はウッド素材を「都会のモダンな雰囲気」に仕上げ、札幌中心部の隠れ家として存在する。全店共通して、席間の仕切りを高く設定するなど、「時間を忘れてくつろげる空間」を演出している。

 コーヒーは、香りやうま味を逃がさないよう時間をかけて2度焼き上げるダブル焙煎(ばいせん)による自家焙煎のコーヒー豆をサイホン方式で抽出。「コクがありながらすっきりとした味わい」が持ち味で、洋菓子店のようなケーキではなく手作りの家庭的な自家製ケーキやオリジナルのキッシュなどにもこだわりを見せる。

 今回の企画は、北海道のサークルKサンクスが大手企業ではなく地元の道産企業と地域に密着した商品作りを検討していたことが始まり。同店担当の大島卓也さんは「当店ではもともと、羊蹄山・京極の沸き水を使ったペットボトルの自家製アイスコーヒーを販売していた経緯もあり、『北海道を盛り上げたい』という観点で両者の意見が合致して実現した」と話す。

 同コンビニで販売する「櫻珈琲煎房カップコーヒー」(180ミリリットル、178円)は、同店の自家製アイスコーヒーをベースにコンビニ販売用にアレンジ。ブラックやカフェラテなど数種類のタイプを用意するのではなく、パッケージにガムシロップとミルクを付けて、購入客が好みで味を変えられるように工夫した。

 「黒胡麻レアチーズ」(240円)は、同店で人気のチーズケーキの中でも美容や健康にも良いとされるゴマをふんだんに使用。「ゴマの風味がしっかりとしていて、爽やかな酸味のチーズと濃厚なゴマペーストとの相性が抜群。クッキーの食感がさりげなく、上品で大人向けのスイーツに仕上がっている」と大島さん。

 「商品企画から1年の時間を費やし、ようやく満足のいくカップコーヒーを生み出すことができた。普段当店に足を運べない方も、身近にあるコンビニなら気軽に当店の味を楽しんでもらえるはず。この機会に、実際に当店に来ている雰囲気を自宅やオフィス、車の中などで味わってほしい」とも。

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