インテルは2012年4月17日、エントリーレベルのクライアントPCユーザーを対象としたソリッド・ステート・ドライブの新製品「インテル SSD 330シリーズ」を発表した。既に出荷を開始しているという。

 SSD 330シリーズは、インテルの25ナノメートル(nm)プロセス技術に基づくマルチレベルセル(MLC)NAND型フラッシュメモリーを採用。6Gビット/秒のSATAインタフェースに対応し、従来モデルのSSD 320(3Gビット/秒 SATAインタフェース対応)と比べて処理能力が2倍となった。データ転送速度は、シーケンシャル読み取り速度が最大500Mバイト/秒、シーケンシャル書き込み速度が最大450Mバイト/秒。また、ランダム読み取り処理の速度は最大2万2500IOPS(Input/Output Operations per Second)、書き込み処理速度は最大3万3000IOPSとしている。

 SSD 330シリーズのフォームファクターは2.5インチ(9.5mm)で、一般的なハードディスクドライブとの交換が可能。容量は60Gバイト、120Gバイト、180Gバイトの3モデルを用意した。OEM向け出荷価格は、60Gバイトモデルが7500円、120Gバイトモデルが1万2550円、180Gバイトモデルが1万9710円(価格はすべて1000個受注時の単価)。