北朝鮮、「中距離」主張のロシア非難 ICBM巡り
【北京=共同】北朝鮮の国際問題研究院の研究士は9日、北朝鮮が発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)を中距離弾道ミサイルとロシアが主張していることについて「国際社会が(ICBMだと)一様に公認する現実をロシアだけは目も耳もふさいでむやみに否認している」と非難する論評を発表した。朝鮮中央通信が10日までに伝えた。
論評は「軍事力で2番目になると悔しがるロシアは、自国のでたらめな主張に信ぴょう性を与えようと国防省の名義まで動員している」と批判。ロシアがICBMと認めないのは、北朝鮮のミサイル能力に対する「嫉妬心」のためだと主張した。
ロシアは北朝鮮が7月に2回発射したICBMについて、いずれも中距離ミサイルだと主張している。