都内小学校の爆破予告メール届く 「当職は弁護士」「爆弾を仕掛けた」…都教委が注意喚起

 東京都内の複数の小学校を爆破するという爆破予告メールが、都教育委員会に届いていたことが25日、都教委への取材で分かった。都教委は市区町村教委や都内の私立小53校などに注意喚起。警視庁新宿署は威力業務妨害容疑を視野に捜査している。

 都教委によると、メールは24日午後、ホームページの「ご意見・ご要望」のフォームを通じて受信。「小学校の複数箇所に圧力鍋を利用した殺傷力の高い爆弾を仕掛けた」との内容で、26日午後3時34分に爆破するとしている。都教委は市区町村教委などに安全点検などの対応を求めており、一部の学校は登下校時間を早めるなどの措置を取る。

 メールは「当職は弁護士であり上級国民ナリ」で始まり、実在する弁護士とみられる人物の名前や住所などが記されていたという。これまでも全国の自治体で同様の爆破予告があり、同署は関連を捜査している。

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