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 ありがとう「トモダチ」作戦 
 4月5日米軍による、東日本大震災の支援、「トモダチ作戦」が終了した。今回の支援活動に2万人近い兵士を派遣し、かつてない規模で災害救助活動を展開した。

 米軍は被災地の沖合に原子力空母をはじめ、およそ20隻の海軍艦艇を派遣し、ヘリコプター等の縦横無尽な機動力を駆使して、交通などが遮断され、支援物資が行き届かない被災地に物資を送り届けてくれた。

 また、米軍は宮城県の仙台空港や岩手県の宮古港、それに青森県の八戸港などで、がれきや海底に沈んだ船の撤去作業を進めており、被災地の空港や港の機能回復を図ってくれた。

 そして、4月1日からは行方不明者を捜索するため、自衛隊と米軍は、岩手県から福島県にかけての沿岸部を中心に、2万5000人態勢で大規模な捜索活動を行った。

Operation Tomodachi
 さらにオバマ米大統領は3月30日、菅首相と電話協議し、「日米のチームは非常にうまくやっている。日本側が必要なものはいつでも提供する」と語り、原発対応への強力な支援を表明。米海兵隊の放射能専門部隊約140人が2日に来日した。

 こうした「トモダチ作戦」を指揮するため、米軍はハワイからウォルシュ太平洋艦隊司令官をはじめ、およそ300人の司令部要員を日本に派遣している。

 世界各国の救援隊の人数
 2万人の米兵とはすごい人数だが、他の国の支援体制は何人ぐらいだろう?

 ロイター通信によると(ロイター2011年03月15日) 東日本大震災の各国の救助隊は、これまでに申し入れがあった国は約100カ国にも上り、日本政府はこのうち約15カ国の受け入れを表明した。

 各国や国際機関による主な支援申し入れの詳細は以下の通り。オーストラリア(72人)、英国(64人)、中国(15人)、フランス(134人)、ドイツ(41人)、ニュージーランド(65人)、ロシア(75人)...などである。

 これを見ると、中国が少ないのが気になる。しかし、中国側は100人規模の支援を申し出ており、日本政府の意向なのだそうだ。どの国にもこの場を借りて感謝したい。いずれにしても、米軍の2万人規模の支援体制は破格であり、ありがたいことだ。

 だが、米国だけがなぜ、こんなに大勢の人を日本に派遣し、日本政府も受け入れたのだろうか?

 マスコミの報道しない、もう一つの国難
 もちろん、米国は同盟国であり、日本が一番親しい国であることはたしかだ。しかし、ここにはもう一つ重要な意味がある。

 日本のマスコミは、ほとんど報道していないが、実はロシアのある新聞で、今回の東日本大震災について「日本はかわいそうだから、北方領土を返してやれ」という記事が掲載された。これは、千島列島も地震が多い島であり、地震になれていないロシア人は、もてあましている面があると思う。われわれ日本人は領土が狭いので、少しでも返して欲しいところ・・・ありがたい意見だ。

 一方、中国、香港のある新聞では「今がチャンスだから、尖閣諸島をとってしまえ」という乱暴な記事が掲載されたという。こういう、危険な記事が出たのが本当ならば、なぜ日本のマスコミは報道して、抗議をしないのか疑問だ。もはや、日本のマスコミは真の意味でのジャーナリズムを失ったのかもしれない。

 エジプト、リビアなどで起きている、民主化運動は、インターネットのFaceBookを通じて情報が広がったという、今回の東日本大震災も、一番情報が伝わったのはTwitterだった。インターネットなどの情報の世界ではこうした、ソーシャル・ネットワークの方が情報としては正確で速い。新聞やテレビのニュースは、どれを見ても似たり寄ったりで、知りたい情報が伝わらず、もはやジャーナリズムとは別なもの(洗脳局?)になりつつある。

 日米同盟の強化を
 今回米軍は、4正面作戦の真っ最中と言える状況だった。イラク、アフガニスタン、リビアへの武力介入、そして日本への震災支援活動。 

 こうした余力の無い中で米軍が「トモダチ作戦」に投入した兵力は艦船22隻、航空機132機で、リビアへの軍事介入(米艦艇12隻、航空機90機)を上回っている。米国が同盟国である日本をいかに重視しているかが伝わってくる。

 今回の米軍の大艦隊の派遣は、自衛隊の約半数が被災地へ投入され、日本の国防体制が極めて脆弱になっている中で、中国や北朝鮮が日本に手出しできないよう、米軍のプレゼンスを示すことを視野に入れているものと思われる。私たち日本国民は米国が示してきた「同盟国への友情と献身」に対して、誠実に応えていく義務がある。

 沖縄海兵隊基地から派遣された平均年齢20代前半の若く屈強な米国海兵隊員達は、24時間体制で危険な任務を担当した。彼らは「平和な時も、このような危機の際も、私たちは協力する」と使命感を語っている。

 今回の「日米一体となった救援活動」を機縁とし、日米間の懸案事項である「普天間問題」の早期解決(県内移設)を図り、日米同盟を早急に修復・強化すべきだ。マスコミはもっと、米軍や自衛隊の献身ぶりを讃え、日米同盟の「絆」を報道してもよいのではないだろうか?


参考HP Happiness Letter485 
ありがとう米軍 brainwash 東日本大震災、世界各国の救援活動

週刊 ダイヤモンド 2011年 4/2号 [雑誌]
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ダイヤモンド社
東日本大震災100人の証言 2011年 4/10号 [雑誌]
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朝日新聞出版

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