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東京電力、福島第一原発の新たな映像公開

2011年5月18日 2:47
東京電力、福島第一原発の新たな映像公開

 17日、「東京電力」が6日に撮影した福島第一原子力発電所の映像が新たに公開された。

 映像には、福島第一原発の敷地内にがれきや横倒しになった車が残されたままになっている様子や、1号機周辺で放射性物質の飛散を防ぐための作業が行われている様子が映っている。また、防護服をきた作業員がドアを手で開け閉めする様子も映っている。

 また、東京電力が公開した資料の中に、東日本大震災の発生以降の対応が記されたホワイトボードがある。そこには、3月11日午後2時46分に起きた地震と同時に運転中の原子炉が停止したことや、津波で全ての電源が喪失したことを意味する言葉が書かれていた。

 また、「23時5分 入域禁止 社長指示」という記載もあり、事故当日の夜には高い放射性物質が検出され、原子炉建屋内の立ち入りが禁止になったことがわかる。さらに、「23時14分 PHS使用不可」「1号 水位計あてにならない」といった記載が続き、連絡手段もデータも途絶え、分刻みで事態が悪化していった様子がうかがえる。