温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

山と温泉のきろく


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山と温泉を愛する私が、何度でも行きたい大好きな県を5つ紹介する

旅行の満足度が高い県は「北海道」「京都」「沖縄」らしいのですが

先日、こういうニュースを読みました。

ranking.goo.ne.jp

国内旅行を趣味にしている者としては気になるタイトルだったので、読んでみました。gooランキングでの投票結果だそうですが、ベスト3は

1位:北海道
2位:京都府
3位:沖縄県

だそうです。
しかしこのランキング、単に「旅行に行ったことのある県から良かった県を選んでもらう」方式だから「行ったことのある人が多い県」が上位に来るのが当然なわけで「満足度ランキング」とはほど遠いような気もしたんですよね。

公平を期すならば「47都道府県すべてに旅行したことがある人」をサンプルにしなければいけないのでは……。調査の難易度高いですねw

私自身「和歌山」「岡山」「高知」「佐賀」には行ったことないのだけど

実は私「北海道」と「沖縄」には社員旅行で1度ずつ行ったのみ、「京都」には修学旅行と出張で行ったのみで、その3都道府県には自分で計画して旅行したことがないのです。
もちろん、出張や社員旅行であっても、自由時間に旅気分を味わうこともできるわけですが、国内旅行の定番である北海道、京都、沖縄では、私は「また行きたい!」とは思わなかったわけですね。。。

京都と沖縄は、寺社仏閣とビーチに興味がないし、共に温泉があまり多くない土地なため、あまり魅力を感じず。

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小樽で食べたお寿司はもちろんおいしかったけど

北海道は、温泉あるしご飯もおいしいし、行きたい気持ちはあるのですけど「車ないと大変そうだよな」と思ってなかなか、足が向きません。。。

温泉と山が好きで公共交通機関で旅をする私が好きな5県とは?

では、私が「何度でも行きたい」と思っている好きな都道府県はどこなんだろう……と考えたのです。

考えるとたくさんあるのですけど、特に思い入れがある県が5つあるので、理由と共にご紹介したいと思います。

5県に優劣を付けることは難しかったので、特にランキング形式ではありません。

岩手県:温泉も山も良く、海産物も牛肉もおいしい

東北は「温泉と山」という観点で行けばどこもすばらしいし、日本酒もおいしいし、そもそも私自身東北出身なので、足を運びやすい場所なのですが。

東北6県の中で一番好きなのが「岩手県」なんです。
鳴子温泉のある宮城県も大好きなんですが、東北の中で最も都会である「仙台」を抱く県ということが、田舎者的には若干マイナスに働いたりしますw
住むには良いと思うんですけどね。

このブログでも、岩手県の記事は28記事書いており、東北6県の中では最多です。

花巻・盛岡・雫石あたりにがなんだかとても好き

特に、どこらへんが一番好きなのかなと考えると、やはり海沿いではなく、内陸ですね。

花巻には、一人旅を始めたころから毎年のように通っていました。

大沢温泉をはじめ、鉛温泉や台温泉などすばらしい温泉と旅館がたくさんありますし。

旧マルカンデパート、復活したマルカン大食堂に立ち寄るのも楽しいです。

盛岡のつなぎ温泉や、岩手山麓の網張温泉もすばらしい温泉ですし。

岩手県の山を歩いた山行記録は書いていないのですが、岩手山と早池峰と八幡平に登っています。

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八幡平は、盛岡駅前から登山口までバスが出ていますし、登山口からほんの少し歩くだけで湿原歩きが楽しめます。

また盛岡は、三陸の海の幸のほか、盛岡冷麺と前沢牛を楽しめる焼肉店や、ベアレン醸造所の直営レストランでクラフトビールをいただくのも大きな楽しみですね。

盛岡は県庁所在地で出張のお客さんなんかが多いからでしょうか。駅近くに一人で気軽に入れるお店が多いのも素敵です。

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焼肉屋さんも、女性の一人客が案外多いんですよね。

ちなみに、件のgooの満足度ランキングでは、岩手県は27位でした。

山梨県:東京から電車で行きやすく、山と温泉の宝庫

家から近くて行きやすいからというのも大きいのですが、やたらと私は山梨にいます。
「週末は山梨にいます」っていうポスターが、一昔前にJRの駅なんかに貼ってありましたが、一時期の私は、まさにそんな感じでしたね。

このブログにも、山梨県についての記事が25記事あります。
山梨も、温泉と山が多い県だからというのは大きいですが、山梨県内に「温泉めあて」で行くことは最近は少なくなりました。

いい温泉はたくさんあると思うのですが、八ヶ岳や南アルプス、奥秩父などの登山口があるので、最近は「登山して日帰り入浴して一杯飲んで帰ってくる」のが、山梨県の鉄板の楽しみ方になっています。

金峰山が好き。甲府も好き。

山梨県内の山の中でも、特に気に入っているのは金峰山です。

2018年も既に一度、登っています。

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日の出と美しい朝焼けが見れて良かったです!

金峰山から下山後は、だいたい増富温泉に立ち寄ります。

このほか、雲取山の登山口も、山梨県の丹波山村にあったり。

それから、八ヶ岳や入笠山など中央線に近い山に登った帰りに、山麓の日帰り温泉ではなく、あえて甲府まで来てから温泉に入ることも多いですね。

とにかく私、甲府が大好きなんですよ。。。
甲府まで来たら、温泉銭湯の草津温泉か……

あるいは、談露館でお風呂に入ります。

そして、甲府市内で一杯いただくのが本当に幸せです。

クラフトビールの醸造所もあるし、お気に入りの鰻屋さんやカフェ、もちろんほうとう屋さんもあります。

先日は新たに、一人でも入りやすいフレンチレストランまで見つけてしまいました。

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件のgooのランキング結果では、山梨県の順位は15位。
そこそこ上位ですが、なんとなく、私はあまり行かない河口湖や富士山あたりに行く方が、一般的には多いんだろうなーなどと思ったりしました。私は甲府が好きですw

長野県:山だらけで一人泊できる温泉宿が多く、アルクマかわいい 

このブログでも56記事書いており、圧倒的に記事数が多い長野県。

中央線で行きやすく、かつ現地早朝着の夜行バスが東京からけっこう出ているということもあって、登山絡みで行くことも多いです。

北アルプスもいいですが、やっぱり私は八ヶ岳が大好き!

ガッツリ登山で行くこともありますが「山麓の宿に泊まって近くの山を歩く」みたいなゆるい楽しみ方がしやすいのも長野県の良いところだなと。

白馬のスキー場で、ゴンドラとリフトを乗り継いで終点から1時間歩けば、こんな素晴らしい景色に巡り会えるし。

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宿泊記録がまだ書けていないのですが、白馬八方温泉の「源泉の宿まるいし」は、2017年に宿泊した宿ランキングの記事では1位に選ばせていただいています。ほんとにいい宿だった。。。

↑こちらのランキング記事では、実はトップ10のうち4宿が長野県の宿でした。
長野県にはコスパが良くて、1人泊できる宿が多いんですよね。

気軽に温泉登山できる山がたくさんある

八方尾根以外にも「乗鞍岳」や「木曽駒ヶ岳」「霧ヶ峰」「美ヶ原」「入笠山」などなど、ちょっと歩くだけで、すばらしい山の景色が楽しめるところが本当にすばらしいです。大好き。

乗鞍岳は、春山バスで残雪期にも登りました。

入笠山も、冬も夏も楽しい!

高峰高原から黒斑山に登るのもいいですね。

それから、甲府同様に松本駅に登山帰りに立ち寄り、一杯いただいていくのも楽しいです!

それから、アルクマという長野県のゆるキャラがめちゃくちゃかわいくて大好きです。出会うと幸せな気持ちになります。

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ああ、また長野県に行きたい……。
ちなみに、件のgooのランキングでは長野県は10位でした。まあまあ上位ですね。

大分県:別府と湯布院だけでも何度でも通いたい

温泉県の大分県。
もちろん温泉は本当にすばらしくて……実は別府と湯布院以外はそんなに行けていないのですけれど、正直別府だけでも何度も行きたいすばらしいところです。

別府は、お湯のすばらしさはもちろんですけど、なんというか温泉が生活に溶け込んでいるところがすごいなあと。。。

駅前でちょっと時間潰すにも「じゃあ、一風呂……」ができる環境。

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喫茶店に行ってもすばらしい温泉に入れたりとか。

「コーヒーを飲むとタダで温泉に入れる」のです。。。
街の規模もそこそこあるので、飲食店が多いのも楽しいですね。

お気に入りの紅茶専門店があったりします。

最近は、温泉地でも「宿以外では食べるところがあんまりない」ところが多いですが、別府なら何泊しても、外食も楽しいです。ビジホでもいい温泉付いてたりしますしね。。。

お隣の由布院も、別府とは趣は違いますが、かなり好きで。
実は、比較的リーズナブルに一人泊できる温泉宿もありますし。

高級旅館のラウンジでお茶したり、付属のレストランでランチをいただいたりするのも楽しい♪

九重山にもまた登りたい

もちろん山もあります!
由布院から登山口までバスが出ている九重山は「法華院温泉山荘」という、通年営業の温泉付きの山小屋もあり、登山と温泉を楽しめます。

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雪の九重山もすばらしかったです!
山と温泉のきろくには、大分県の記事は12記事あります。距離があるわりにはたくさん書いていますね。

そんな大分県は、件のgooのランキングでは27位!
嘘でしょ……絶対もっと上位だと思う。。。

交通の便の関係もあり、どうしても別府や由布院に行くことが多いのですが(別府由布院だけでもかなり楽しめるので他のところに足を伸ばせないという)長湯温泉にも行ってみたいなあと。ずっと考えています。

鹿児島県:火山が多いので温泉もすばらしく、どこに行っても楽しめる

鹿児島県は、ここ数年行けてなくてブログの記事は3記事だけなんですが「鹿児島市内」「桜島」「霧島」「指宿」「屋久島」などに行きましたけど、どこに行っても楽しいんですよ。それぞれ違う楽しさがあってすごいです。

鹿児島市内は食べ物がおいしいし、実は温泉豊富で、温泉銭湯だらけで驚きました。

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鳥刺しもおいしいし、シロクマも楽しいしおいしい。

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市内一番の高級ホテルである「城山観光ホテル」にはクラフトビールの醸造所があり、ホテルのラウンジで桜島を眺めながらビールを飲み比べるのは最高に気持ちいいです。

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あんまり流通してないんですよね、城山ブルワリー。
確実に飲めるのはたぶんここだけ。

桜島にも行ったんですけど、なかなか楽しかったです。

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熱い、力強い温泉が湧いていて。マグマの力を感じます。

「霧島」「指宿」という有名温泉地にも行きましたが、どちらもすばらしかったし。
特に、霧島湯之谷山荘は、わりと古い宿なんですけどお湯が本当にすばらしくて……。

「あつ湯」と「かなりぬるい湯」の浴槽があって、真ん中にはその両方が混ざったぬるめの浴槽があるという絶妙の配置。 

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交互浴をしたり、ぬるめの浴槽にのんびり浸かったりして、いろいろ楽しめるのです。

屋久島もなかなか楽しい

屋久島にも行きました。宮之浦岳から屋久杉への縦走登山もしているんですが、このときカメラが壊れまして。。。

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全部スマホで写真を撮ることになってしまったので、そこまで天気も良くなかったですし、いつかもう一度登りたいなあと。。。

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屋久島の海辺の開放的な露天風呂も楽しかったですね。ちなみに件のランキングでは鹿児島は20位でした。
私は焼酎が飲めないので、日本酒がほとんどないというポイントにおいては、鹿児島はちょっとつらいんですけど、それを補って余りある魅力があるんですよね……鹿児島県。

他にも、何度も行っている、行きたい県がたくさんある

なんとか無理矢理5つに絞りましたが、他にも何度も行っている県、何度も行きたい県はたくさんあります。

絞り込む前に候補に入っていたのは、東北6県はすべて。

あと、新潟県、富山県、石川県も全部行きたいから北陸も全部じゃないか……。
ベスト5に「山梨」と「長野」が入ってるから、甲信越すべてと言ってもいいのかもしれないですね。

北関東の栃木県群馬県も迷いました。近いこともあってよく行ってるし。
特に栃木は「日光」「那須」「宇都宮」「奥鬼怒」と、どこも思い入れがあって、うーん、山梨と入れ替えても良かったかもしれないw ほんと好き栃木。

もちろん岐阜県も。ただ、岐阜は奥飛騨以外はあまり行ったことがないのであれかなと思ったんですが、でも奥飛騨だけでもすばらしいですよね。。。

西のほうだと、鹿児島と大分以外では熊本県を入れるかどうかですごく迷った。黒川温泉や阿蘇には何度も行っているし、人吉温泉もまた行きたいしで。
あと、広島県内のほかの土地にはぜんぜん行ってないのに、なぜか宮島にだけ3度も行っているという不思議。牡蠣食べてぶらぶらしてるだけなんですけど、なぜか好き。。。

旅をして、東北を好きになれてよかった

こうして書いてみると結局「生まれ故郷が東北だから東北っぽいところが好きなのかな」という気もします。雪が降る田舎街が好きなんではないか?日本酒が(=お米と水が)おいしい、寒い街が好きなんではないか。

と言いつつ、大分・鹿児島・熊本が大好きなのですが。。。
実は九州ってちょっと、東北に似てるような気がしたんですよね。
文化圏が東京でもないし、大阪でもないところとでも言いますか……。四国なんかは関西圏なんだなと思ったんですけど、九州ってなにか、独自ですよね。
山も、アルプスほど標高が高くない火山が多いところが、なんか似てるなって。

まあ、この記事に特に結論はないのですが、国内旅行を趣味にしたことで、生まれ故郷の山形県をはじめ、東北を好きになれてよかったなと思います。

自分の生まれ故郷の「村社会」的なところがすごく苦手で、他人しかいないし、近所に誰が住んでいるのかよくわからないから東京はいいと思っていました。

そのこと自体は今も変わらないのですが、旅行者として訪れてみると東北は本当に素敵なところだった。

我が出身地の山形県は、最初にあげたランキングでなんと、45位だったんですけど、すごく納得がいかなかったです。温泉一つとっても、湯治宿や秘湯宿もあるけど銀山温泉みたいなところもあるし、食べ物も、米沢牛もあればラーメンもあるし、わりと多くの人が楽しめる県だと思うんですけどね。

時間も予算も限りあるから、どうしても偏りは出てしまうのですけど、これからもできる限りいろんなところに行って楽しんでいけたら……と思います。