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汚染がれき、8千ベクレル以下は埋め立て可

2011年6月19日 22:11
汚染がれき、8千ベクレル以下は埋め立て可

 放射性物質で汚染されている可能性のある福島県のがれきを処理する方法について、環境省の検討会は19日、焼却した後の灰に含まれる放射性物資の量が基準を下回れば埋め立ては可能だという結論をまとめた。

 19日の会議では、福島県の警戒区域と計画的避難区域を除く市町村にあるがれきの処理方法が話し合われた。その結果、フィルターなどの設備が整った施設で燃やした上で、残った灰の放射性セシウムの濃度が8000ベクレルを下回れば、一般の廃棄物処分場に埋め立てられるという方針を確認した。また、8000ベクレルを超えた灰は、シートで覆うなどして処分場で保管すべきと結論づけた。

 しかし、福島県は、最終的な処分場を県内に置くことに反対しているため、環境省は今後、この方針で処分を進めるよう説明していく方針。