川崎裕一 / マネタイズおじさん

元起業家でスタートアップのコーチやってます。スマートニュース株式会社執行役員。

グルーポンの課題を理解する5つのステップ


米国でのGroupon問題を整理すると、主に二つの問題に分かれる

1) 違法クーポンの発行など、グルーポン内部でちゃんとチェックすれば起こらなかったはずの問題
2) チェック機能の問題でなく、グルーポンのビジネスモデルそのものから生じる問題
米国ではグルーポンの何が問題になってるのか - My Life After MIT Sloan


グルーポン系サービスのあり方そのものに5つのステップから疑問を投げかける。

  1. クーポン無しで販売した場合の25%の収入しか入らない。
  2. 店はa.品質を下げる,b.二重価格にするで対応する。
  3. 価格を大幅に下げる、品質を落とす、二重価格で店のイメージが破壊される。
  4. クーポンで集めた一過性の新規顧客に店が数週間ジャックされ、既存顧客が店に来られず店離れを起こす。
  5. クーポンで集めた新規顧客も既存顧客も店にこなくなりきつくなる。

打開策としては

日本のぐるなびやリクルートのように、中小店舗へのコンサルやIT指導に深めていくなんてのもそのひとつですが、人材確保と差別化が困難。

とこの記事の著者は書かれておられますが、私も同感です。