Microsoft、「Windows Azure」ダウンの原因を詳説、返金対応

Microsoftが、閏年関連バグでダウンしたWindows Azureのユーザーに、障害の影響を受けたかどうかにかかわらず返金すると発表した。

» 2012年03月15日 10時55分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Microsoftは3月9日(現地時間)、クラウドサービス「Windows Azure」で2月末に発生したサービス障害の原因について説明し、返金対応すると発表した。

 クラウド部門担当副社長のビル・レイン氏が公式ブログに投稿した詳細な説明の参考翻訳を、日本のMicrosoftのページで読むことができる。

 この障害は、太平洋時間の2月28日午後5時45分くらいから複数の地域(東アジア、西アジア、北米、北ヨーロッパのそれぞれ一部)で発生し、数時間後に復旧した。Microsoftは29日に謝罪し、原因を閏年の処理に関連するソフトウェアのバグと説明していた。

 今回の投稿では、図解入りで障害が発生した原因と対策を説明した。同社は障害分析とエンジニアリング・運用・情報伝達を向上する方法について時間をかけて議論しているという。

 また、障害によって影響を受けたかどうかにかかわらず、Windows Azureコンピュート、アクセス制御、サービスバスとキャッシュの利用顧客全員に、影響の受けた請求月の利用額からこれらのサービスの利用額の33%を返金するとしている。

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