1995年から週刊少年ジャンプ(以下、ジャンプ)で連載されていたマンガ『レベルE』。人気の高さもあってか、掲載は月に1回ペースと週刊誌らしからぬ特別待遇を受けていた。しかし全3巻の単行本を残し、約2年間で連載は終了。以来10年以上、マンガファンの間で隠れた傑作として語り継がれていた。
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そんな『レベルE』のアニメ版が、1月10日からテレビ東京で放送されることが決定。一般的にはマイナーなマンガのため、ブロガーたちも驚いており、

・まさかのアニメ化!!! 楽しみすぎて笑いが止まらない。
・普段テレビを観ない私が、初めて録画予約しましたよ。
・あんな素晴らしい作品をアニメ化しちゃって本当にいいんですか!?

などのコメントをアップした。
物語の舞台は、数百種類の宇宙人が密かに飛来している地球。天才的な頭脳と歪んだ性格を持つ異星人の王子様を中心に、お付きの護衛や高校球児、小学生がトラブルに巻き込まれていく。原作には、少年誌で連載していたとは思えないほどブラックな笑いが盛り込まれており、

・ぶっ飛んだ内容だからアニメ化は難しそう。大丈夫かな?
・けっこうグロいし、一般層には受け入れられないだろ……。
・食人鬼やサゾドマ虫はテレビで放送できるとは思えないです。

とアニメ化を心配する声もちらほら出てる。
少々ダークな世界観と先の読めないストーリーが大きな魅力となっている本作。放送開始が楽しみな分だけ、原作ファンを満足させるハードルは高くなりそうだ。

また、このアニメ化の話題とセットで語られているのが、原作者である冨樫義博について。『幽遊白書』でジャンプ黄金期を支え、『レベルE』でコアなファンを獲得し、現在でも人気作品『HUNTER×HUNTER』を不定期で連載している彼は、休載期間が長いことでも有名で、

・アニメ化でお金が入ったら、しばらく仕事をしなさそうな気も……。
・蟻編はどうなるんだ!? 早くゴンを復帰させてくれ〜。
・とにかくハンタ再開してください。掲載されたらジャンプ3冊買いますから!

といったコメントも目立った。
下書きのまま作品を掲載するだけでジャンプの売上が伸びるなど、数々の伝説を生み出し、2010年は約5ヶ月と比較的長い連載でファンを喜ばせたが……。さて、今年はどうなることやら。しばらくはアニメで冨樫ワールドが堪能できるから、まあ良いか。

(佐藤潮/effect)


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