セキュリティの懸念などから、Android端末の導入に二の足を踏む企業は少なくない。最新版の「Android 4.0」では管理機能が大幅に強化されたが、検討すべき課題は残る。
Android OSの最近のバージョンは管理機能が向上しており、「Android端末は企業利用には適さない」という認識が変わるかもしれない。
企業でAndroidの評価が低いのには幾つか理由がある。エコシステムの分裂やマルウェアの脅威、ハードウェアベースの暗号化機能がほぼサポートされていないことなどだ。だが最近のOSアップデートにより、Androidは徐々に企業利用にも適したOSに変わりつつある。例えば、リモートワイプや暗号化といった管理機能向けのAPIが追加されたのも改善点といえる。
こうした新機能で企業のセキュリティ要件を全て満たせるわけではない。だが、少なくとも正しい方向に向かっているのは確かだ。
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