蚊は、成虫になってからの寿命がおよそ1ヶ月ほどです。 その間に、メスの蚊はおよそ4～5回ほど動物の血を吸い、その栄養を利用して産卵をします。 ですので、1回産卵したらすぐに死んでしまう、というわけではありません。 詳しくは、ちょうど先日このような回答をしましたので、お手数ですがこちらの後半部分をご覧ください。 ↓ http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1342089623 そして、池のほとりに蚊が多くいるのは、そこに水があるからですね。 蚊は、静かに溜まった水がある場所に産卵します。 （川のように流れがある場所は産卵に不向きです。） 種類によって産卵の方法は異なり、ヤブカ類では水際に、オオカ類やハマダラカ類では水面にばらばらに産み付け、イエカ類では水面に卵舟と呼ばれるボート状の卵塊を浮かべるように産卵するのだそうです。 詳しくはこちら。Wikipediaより「カ」の記事、「生活環」の項目。 ↓ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB#.E7.94.9F.E6.B4.BB.E7.92.B0 いずれにしろ、産卵には水がある場所が必要なのです。 その理由は、幼虫の「ボウフラ」が水の中で暮らすようにできているからです。 そのため、池には産卵のためにメスの蚊が集まってきますし、幼虫から蛹を経て新たな成虫となった蚊が集団でうろついていたりもします。 ちなみに、池のような大きな水場に限らず、わずかな水溜まりでも蚊は産卵し、成虫に羽化します。 住宅地の蚊の発生原因としてよくあるのが、ベランダに置きっぱなしになっていた植木鉢に雨水が溜まり、そこに蚊が産卵するケースですね。 その他、古タイヤなどが積み上げられていると、その中に溜まった雨水に蚊が産卵したりもします。 自宅周辺での蚊の発生を防ぐには、まずは家の周りにある水溜まりを排除するのが有効です。 また、蚊は、メスが産卵するための栄養は動物の血液から得ていますが、自分が活動するための栄養は、オス・メスともに花などの蜜や果汁などから得ています。 池があるような場所は街中よりも植物が多いですから、そういった蜜や果汁を求めて蚊が集まっている可能性もあるかもしれません。 参考になれば幸いです。（礼