バンタム級トーナメント、PRESSER!! | Go↑kunの海外ボクシング記♪

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ボクシング…勝者と敗者のあまりにクッキリとしたコントラスト…。魅力的な選手達のバックグラウンド、ボクシングビジネスの側面、プロモーター達の思惑、選手の声、あまり入ってこない海外ボクシング情報を書きたいと思います!宜しくお願い致します!

こんばんは。

最近は地震酔いが結構酷いです…。

バンタム級トーナメントのファイナル、そして3位決定戦も同時に行なわれる豪華興業は、
4月23日@LAのノキアシアターです。
もう来週末ですね。

これは開幕前のSHOWTIMEのCM!めっちゃ格好良いっす!


これは1回戦HIGHLIGHTS!1回戦というか準決勝!


IBF王者のジョセフ"King Kong"アグベコ(28勝22KO2敗)とメキシコ期待の無敗ホープ、
アブネール・マレス(21勝13KO1分)が決勝を争い、
ビック"Raging Bull"ダルチニアン(35勝27KO3敗1分)がヨニー・ペレス(20勝14KO1敗1分)と。
ドネア、モンティエル、そしてモレノと気になる顔ぶれは他にもいるものの、
トップクラスのトーナメントは見応えあって素晴らしいですよねぇ!

Boxingscene.comに記者会見の模様がUPされてました。
http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=38085#ixzz1JVIhPLSb

以下いつもの様にニュアンス訳です。(※いつも適当訳です。誤字脱字誤訳可能性あります。)

ダルチニアン:
前回の試合では12Rに渡ってスキルを見せ続けて特にKOを狙わなかったけど、あんな判定はもうたくさんだ。俺は又スタイルを変えるぜ。誰が来てもKOすることに決めた。今回はその犠牲者がヨニー・ペレスってわけだ。俺は奴をKOする。破壊してやるよ。観ててくれよ。俺がバンタム級に上げてから、みんなは俺のパワーがなくなったって言っているけど、俺がこの階級でどれ位パワフルなのかを見せてやる。

ペレス:
私には証明すべきことなど何もない。皆さんも私のことはもう良く知っているしね。私は元王者だ。今はビック・ダルチニアンに集中している。100%の自信があるよ。4月23日はグレートな試合を観て欲しい。

Q:
ヨニー、アグベコとの第一戦は貴方が勝ちましたね。第二戦では負けてしまいましたが何がいけなかったのですか?

ペレス:
アグベコは第一戦では俺との打ち合いに勇敢に付きあってくれたんだけど、第二戦ではアウトボクシングをされた印象だよ。アグベコは素晴らしかったし彼の勝ちだ。言い訳もないし彼への不満もないよ。

Q:
ヨニー、ダルチニアンとスパーリングをしたことはありますか?彼の試合は観たことがありますか?

ペレス:
ダルチニアンの試合は勿論観たことがある。同じプロモーターだからね。彼も私もやるべきことをやって戦うだけだろうね。どちらにせよプロモーターは勝ち名乗りを上げれるね(笑)まぁでも我々は凄い試合を見せることになるよ。ダルチニアンは素晴らしい人間だし、我々はリスペクトし合っている。ファンの為に100%のベストを尽くすつもりだ。

Q:
ヨニー、前回の試合(vsアグベコII)の後半は何も出来なかった様に見えましたが何か理由はありますか?

ペレス:
試合中はフラストレーションがたまっていたね。メンタル面から落ちていた感じだ。カットも痛かったしね。あの様なことはもう起きないよ。この試合に向けての準備は出来ているからね。

Q:
ヨニー、コロンビアに戻って家族のサポートの元、練習を積んだのはどうでしたか?

ペレス:
家族の近くにいれたから、本当に最高にモチベーションが上がったよ。いつも子供達を見れたことも大きかった。その為に私は戦っているんだからね。子供達の為にね。だからモチベーションは最高調だし準備は完璧さ。

Q:
ビック、アルメニアのコミュニティにいる人達が応援してくれると思いますが、試合に影響はありそうですか?

ダルチニアン:
大観衆の前で試合をするのは興奮するよ。応援があるのはモチベーションが上がるから最高だ。アメリカで、カリフォルニアで戦うのは大好きだ。カリフォルニアでは負けたことがないしね。会場も素晴らしいところだ。あそこで試合が出来るのは嬉しいな。

Q:
ビック、試合はどの様にして終わりますか?

ダルチニアン:
俺はKOを狙う。彼は良いファイターだけど、俺は彼をKOする。左でも右でもダメージを与えるパンチを打つ。破壊するよ。4RでKOだ。そんなところだろう。

Q:
ヨニー、ダルチニアン対策はどうしましょう?

ペレス:
ダルチニアンがどう出てこようが準備をしているよ。打ち合いに来るなら望むところだし、アウトボクシングしてくるなら、それでも良い。我々の準備は完璧なのさ。

Q:
ビック、今回の試合は3位決定戦の様な感じですが、モチベーションが下がったりしませんか?

ダルチニアン:
俺はプロのファイターだ。次の対戦相手に集中しているよ。過去に起きたことはもうどうしようもない。俺はただこの試合が楽しみなだけだ。

Q:
ヨニー、同じ質問ですが。

ペレス:
私には家族の為に戦うというモチベーションがある。子供達の為、家族、そして友人の為に戦うんだ。そして母国の為だ。この試合に勝たないとタイトル戦のチャンスも巡ってこないだろうしね。

Q:
マレスとアグベコ、どちらが勝つと思いますか?

ダルチニアン:
関係ないね。勝者と戦いたいだけだ。

ペレス:
両者とも素晴らしいファイターだ。でも友人でもあるマレスが勝って世界王者になるだろう。彼がどれだけ練習しているかを知っているし、彼の時間になるかもね。

Q:
ヨニー、貴方は両者と戦っています。決勝の勝者への最初のチャレンジャーは貴方であるべきだと思いますか?

ペレス:
そう信じているよ。だからこそ今回の試合が重要になるんだ。この試合に勝てば挑戦のチャンスも出てくるはずだしね。

Q:
ビック、アルメニアのファンに一言。

ダルチニアン:
ボクシングとは興奮そのものだ。俺は単に勝つだけでなく、興奮を届けてやるぜ。俺自身も興奮したいしな。俺はビッグネームと戦いたいし、世界王者と戦いたいんだ。俺は自分の強さをみんなに見せつけてやりたい。俺には自分のスタイルがある。みんな観ててくれよ。俺のパンチを見逃すなよ。もう一方で…4月24日はアルメニアにとって忘れてはいけない日、虐殺の日なんだ。みんな、俺の試合を観て、俺のやる気を感じて欲しい。俺のチームは全員1915年のことを忘れない。アルメニアにとって重要な日だ。

Q:
最後に一言。

ペレス:
このトーナメントを開催してくれたSHOWTIMEに感謝している。プロモーター達にもね。素晴らしいイベントだったし、又この様なイベントが行なわれると良いね。

ダルチニアン:
俺はSHOWTIMEで戦う。特別な試合を見せてやりたい。SHOWTIMEでエキサイティングな試合を観てくれ。

ここからはアグベコとマレスです。

アグベコ:
このトーナメントを実現してくれたSHOWTIMEに感謝している。アブネール・マレスはとても良いファイターだけど、俺が世界最高のバンタム級ファイターだ。4月23日は俺が勝つよ。

マレス:
僕のこの機会を与えてくれたSHOWTIMEにありがとうと言いたいね。この試合に向けて準備は100%だよ。集中しているし、しっかり戦いたい。僕の目的地だからね。1年前はヨニー・ペレス戦に向けて準備をしている頃だったな。5月22日がペレス戦だったからね。今は4月23日のアグベコ戦への準備を進めている。1年前と同じベルトを狙ってるんだ。もう少しで手が届いたのに無理だったからね。立ち直ってよりハードに練習しているよ。2度目のチャンスだ。チャンスを貰うのは簡単じゃないからこの機会を逃す様なことはしないよ。

Q:
アブネール、今までの対戦相手でアグベコの様なスタイルのファイターはいましたか?

マレス:
以前にも言ったけど対戦相手のビデオを観て研究するのは好きじゃないんだ。実際の試合では何をしてくるか分からないからね。ビデオと全然違うかも知れないしね。アグベコの様なファイターとは戦ったことはないと思う。アグベコは完璧なファイターだよ。アウトボクシングも打ち合いも出来るからね。彼がしてくることに、彼のスタイルにしっかりと対応しなければならないよ。

Q:
アブネール、ペレス戦でのドロー、挫折について話をして下さい。

マレス:
挫折、敗北やドローはモチベーションを上げる為のものだよ。人によってはね。僕は真剣に考えて、本当にハードな練習を重ねて修正した。世界戦のチャンスを得たのにドローだったんだからね…。僕はあのドローを負けだと捉えている。タイトルを獲れなかったからジムに戻って練習を積んだ。2度目のチャンスは逃さないよ。

Q:
ジョセフ、ペレスとの第一戦での敗北はどうでしたか?

アグベコ:
ヨニー・ペレスに負けたことで多くを学んだよ。それから練習にも力が入った。SHOWTIMEのトーナメントでリベンジの機会があったことは本当に嬉しかった。そこで再戦して勝てたしね。初戦え負けたことで俺は強くなったんだ。

Q:
アブネール、ペレス戦のドローは、その後のダルチニアン戦のモチベーションになりましたか?

マレス:
全ての試合から何かを学ぶことは出来るはずさ。ダルチニアン戦は本当にタフな試合だった。序盤は僕のペースにならなかったしね。カットはするしダウンは喰らうし…。僕を支えていたのは、モチベーションとメンタルの強さだよ。家族のことを思い浮かべて戦っていたし負けのことなんて考えてもいなかった。メンタルの強さは重要だ。諦めないで戦い続けることが重要なんだ。あの試合のカギはそこにあったね。

Q:
この試合でお互いのスタイルはどうマッチすると思いますか?

マレス:
エキサイティングな試合になると思うね。みんなも僕達の試合を観てるから分かるでしょ?僕達は打ち合いもアウトボクシングも出来る。リング上でお互いがどう出るのか、どう対応出来るのがの勝負になる。エキサイティングな試合を見せたいと思っているよ。試合の中で必ず打ち合う場面は出てくるはずだ。それこそが面白いだろうし興奮するから僕は好きだよ。

アグベコ:
俺達はスキルもあってアグレッシブなファイター同士だ。アブネールは強いし手数も多い。まぁ俺も同じだけどな。美しい試合になるだろう。アクション満載のね。頭の良い方が勝つぜ。身体、強さ、エネルギー、そして頭を使って勝つ。

Q:
アブネール、ダルチニアンvsペレスはどちらが勝つと思いますか?

マレス:
その試合についてはノーコメントだ。彼らのスタイルからして良い試合になるとは思うけどね。ヨニーは打たれても前に出てくるタイプだし、ダルチニアンもそうだろう。どちらに転んでもおかしくないよ。ダルチニアンの左が当たれば、ヨニーも倒れるだろうし、ヨニーのプレッシャーにダルチニアンが耐えられないかも知れないし。どちらが勝つとは言えないけど良い試合になることは間違いないね。

Q:
このトーナメントはどうですか?

アグベコ:
最高だね。このトーナメントのお陰でタイトルマッチの権利を得たわけだし、最高のバンタム級ファイター達と戦えるんだぜ。ランキング15位とか10位の選手じゃないんだよ。最高の連中なんだ。このトーナメントを制することが出来れば世界最高だって胸を張って言える。誰が一番強いのかを知ってもらえる素晴らしいトーナメントだよ。だから最高なんだ。

マレス:
僕の名前を売るには最高だったよ。トーナメント前は名前を聞いたことある程度の人が多かったと思うけどSHOWTIMEで放送されたお陰で今は有名になったもんだよ。僕にとっては最高のトーナメントさ。他の階級でも企画されればファイター達だけでなく、ボクシング自体の人気も上がるんじゃないかな。

マレス:
アグベコはメキシカンファイターに似ていると自分で言っていたらしいね。ウォリアーだし、リングで全てを出し切るっていう点で確かににているかも知れない。ハートで戦うし手数も多い。リングで必要なことを全て持っているんだ。凄い試合になるはずさ。彼は偉大な王者だからね。

Q:
ジョセフ、貴方が有利な点は何ですか?

アグベコ:
俺は試合前にアドバンテージのことなんて考えない。全てのファイターはタフな野郎どもだからな。唯一言えるのはハートかな。パワーもスピードも磨いてきた、SHOWTIMEに感謝しているよ。

Q:
アブネール、貴方が有利な点は?

マレス:
僕のアドバンテージはホームで戦えることだろう。ファン達が直接戦うわけじゃないけど、彼らの応援は僕達のエネルギーになるんだ。大歓声で迎えられると、12Rをエネルギッシュに戦う意欲が湧いてくるんだよ。みんなには感謝している。0から僕を育ててくれたGBPにも感謝している。僕はGBP最初のプロジェクトさ。0から世界挑戦まで来たよ。

以上

これは多分だいぶ前の会見の模様ですね…。雰囲気だけでも!


マレス、頑張れ!

チャオ♪♪