OLDIES 三丁目のブログ

森羅万象・魑魅魍魎を楽しみ・考える不定期連載ウェブログです。本日ものんびり開店休業中。

アニメ版『宝島』サンテレビで再放送中!

 アニメ版『宝島』が先週からサンテレビで再放送されていた。(月〜金 朝7時より)
 こちらの住所に引っ越してからなぜかサンテレビが映らなくなったので見るのはあきらめていたのだが、ビデオ録画では見ることができると気付き、第6回からビデオ録画で見られることになった。
 
 このアニメは初回放送時に見ていたし、私が小学5、6年頃に土曜朝に再放送していたのも見ていた。最初7時15分から放送していたのだが途中から15分繰り下がって7時半からの放送になったのだ。
 原作を忠実に再現している一方で、ジム少年がベンボーという豹を飼っていたり、カモメのパピイという少年が登場するなど適度なアレンジもされていて、全26話の長丁場を飽きさせることなく原作を料理していた。名作文学の連続アニメ化のお手本となるべき作品ではないだろうか。
 
 また、オープニングやエンディングをはじめ、BGMも素晴らしい。私など子ども時代に初回放送と上に記した再放送の2回しか見ていないのに、その後の人生で時にこのアニメのBGMを脳内再生するくらい非常に記憶に刻まれていたくらいである。
 原作では海賊達の歌う歌、というのが出てくるのですが、それもうまく曲になっていました。
 番組の最初、「宝島」という幕が出るのだが、その時に流れる効果音も非常に格好いいです。
 
 こういった名作アニメを再放送してくれるなんて、サンテレビは非常にありがたい局ではありませんか。
 
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  ↑思い入れたっぷりのカスタマーレビューを読むだけで楽しい。
   
wikipedia:宝島 (アニメ)
wikipedia:宝島
      

  
(アニメ) 宝島OP ~フルバージョン~   
  http://www.youtube.com/watch?v=gGzerlsiYe8
    
第6話 敵か味方かジョン・シルバー
 トリローニさんのお使いで遠眼鏡屋の主人に書類を持っていくジム少年。
 遠眼鏡屋に海賊“黒犬”(ブラック・ドッグ)が入るのを目撃。
 シルバーは海賊の黒幕か!?
 
 シルバー、ジム少年の疑いを晴らすために黒犬を制裁。
 シルバーVS黒犬の海賊同士の夢の対決。
 黒犬も負けたと見せかけて反撃してシルバーの松葉杖を刀でぶった切るほど意外と健闘しています。
 本当のところは黒犬はシルバーの手下なのだから、黒犬もその他の海賊達もシルバーの演技に暗黙の了解で合わせているんだろう。そういった心理的背景を考えると、息詰まる展開である。
 こんなシーン、原作にあったかなあ?
 もしなかったとしたら、このアニメ版の名アレンジだ。
 しかしよく考えると、この異常なシルバーの強さこそ、逆にビリー・ボーンズが恐れていた一本足の男だということを証明しているんではないか? 
  
 そしていよいよ一行は航海に出発。
 出航までの出来事も6話かけて丁寧に描いているのはいいですね。
 
第7話 肉焼きおやじはニクい奴
 ジムを追い詰める水夫長のジョブ・アンダーソン。こういった体型のキャラは大食いで動きが鈍いというパターンが多いが、このアンダーソンは身軽だ。まるで側転エルボーを得意としたバンバン・ビガロだ。
  
 シルバーのカジキマグロ釣りをかつての腕相撲の回想をフラッシュバックさせながら描くのはうまい演出。
  
「お前は世渡りのコツを知らん。
 あんなん(シルバー)と仲良くしても得にならん。
 取り入るなら船長や」
と偉そうに年上風を吹かすかもめのパピー。
 シルバーを見下しているので、どうやら海賊の仲間ではないらしい。
 シルバーを「肉焼き」と呼ぶなど、かなりなれなれしくてあつかましい。
 海賊達にしてみればくそ生意気な小僧だろうと想像できる。普通ならあり得ない存在である。
    
第8話 幽霊船がオレを呼ぶ!
 飲酒をスモレット船長に注意されたアロー副船長が船長に反乱。
 船長の頭に銃を突きつけているのだが、横にリブシー先生やトリローニさんが立っていて船員達が部屋の外から遠巻きに見ているという、何とも間の抜けた反乱。
 シルバーの活躍で反乱は失敗に終わった。
 シルバーも後で反乱するつもりだろうから、難敵であるスモレット船長より頼りないアロー副船長がトップである方がやりやすいと思うが。
 無事目的地に着くことを優先したのだろうか。
 原作ではこのエピソードはなかったように思う。
   
 以前シルバーに会ったことある、と思い出すアロー。一体どこで会ったのか?
   
 今後重要な登場人物となるグレーが画面の端々に登場するようになった。今後登場回数が増えてくると思われる。
 あと、アフロヘアーで細面で唇の厚い海賊も画面の端に登場。彼も今後画面の端々に登場することになる。
 この名前もセリフもない海賊、まるでヒョウタンツギのような登場をする。子どもの頃見た時も非常に気になっていた。
 彼は作画スタッフのお遊びの産物だったのだろうか。
  
ぼやき日記 待ってました「宝島」再放送
  http://boyakinikki.blog.so-net.ne.jp/2010-10-27
コールセンターで働く毎日 宝島 再放送@サンテレビ
  http://blog.goo.ne.jp/okcoffee/e/dbfa6ace79ff4c98e7b611a5f1ddcd99
オキラクウサギ アニメ宝島、再放送はじまる
  http://hirara.seesaa.net/article/167123681.html
  

※実験的模索中です。
 → 易経六十四卦イメージ記憶法 ガンダム編  http://iching.seesaa.net/


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