電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

ヴァルキリー、あるいは女子総合格闘技入門

下記、ツイッターで呟いたことを、少し編集してマトメました。まさに基本データからの入門編。やっぱりこういうことを丁寧に書くことが、今一番必要なことなんじゃないかと思い、こちらにも掲載。続きはカード見所編に続く予定。

今日明日くらいは、ほぼ全面、ヴァルキリー関連の呟きになります。興味のない方、お許しのほどを。いやいや、ついでに興味だけでも持ってもらえたら。

金網の中で、女子が殴り合います。

まず基本データから。今回の「Valkyrie 06」は、6月19日(土)の12時半開場、13時開始。場所はお台場の近所の「ディファ有明」。りんかい線か、ゆりかもめで。有明コロシアムのまん前にあります。りんかい線も悪くないけど、ゆりかもめがいい気分です。 http://bit.ly/cardW7

んで、13時から、女子が金網の中で殴りあうと。米国でも、総合格闘技(MMA)で女子オンリーの興行が続いているところはありません(過去にやっていて数回で途絶えたところはある)。ところが、日本ではふたつあるという。もうひとつのジュエルスさんはリングで、ヴァルキリーは金網で、試合を行います。つまり、我がヴァルキリーは、今や総合格闘技の本場となっている米国と同じ仕様で、ルールもほぼ一緒。

さらに、ライバル団体ともいえるジュエルスさん、方向性は、アイドル路線(だけではないけれど)。我がヴァルキリーは、金網使ってハードに本格派。色分けとしては、そう言えると思います。つまり、ハードコアというか。競技路線と言ってもいいと思います。

両団体はルールも少し違う。ジュエルスさんは、寝技になった時、顔面殴っちゃいけないルール。ウチはOK。いわゆるパウンドという奴です。だから、今回で6回目(他にも男子と半々の大会をやったりしてますが、女子のみは6回目)となり、試合の感触は女子の試合であるけれど、男子の総合格闘技と極めて似てきています。

どちらが正しい、どちらが面白いということではなく(勿論、メモ8個人はこっちが正しいという信念をもってやっているけれど)、そういうふたつの団体が、それぞれ2ヶ月に一度、つまり、女子総合ということなら、ほぼ月イチで大会を開いている状況。これが日本の女子MMAの状況です。

だから、男子は米国にもってかれて久しい総合格闘技の世界、女子が一番盛んな国は、「まだ日本」と言ってもいいと思います。それでも、男子と違って、地上波で流れるわけでもなく、選手層もまだまだ薄く、だからこそ、こうやって基本的なことから書いて、是非とも興味を感じてね、と。

つまり、ヴァルキリーの売りは、本場の米国の総合格闘技(女子は男子の中で1試合だけ組まれるとか、そういうパターンが多い)と、金網であることを含め、ほぼ同じ環境で行われ、グローバルスタンダードな総合格闘技を指向していること、と言っていいと思います。