サムスン、「iPhone5」を訴訟対象に加える構え

サムスン、「iPhone5」を訴訟対象に加える構え
9月20日、米アップルの最新スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)5」について、韓国サムスン電子は、アップルと係争中の特許訴訟の対象に近く加える考えを明らかにした。写真はサムスンののぼり。ベルリンで8月撮影(2012年 ロイター/Tobias Schwarz)
[ソウル 20日 ロイター] 米アップルの最新スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)5」について、韓国サムスン電子<005930.KS>は、アップルと係争中の特許訴訟の対象に近く加える考えを明らかにした。
両社は10カ国で特許をめぐり争っている。
サムスンは米国の裁判所に提出した書類で「当社は、アイフォーン5を訴訟対象に加えるべく、近い将来、(特許)侵害申し立ての修正を提起する方針」と主張。「現時点で入手可能な情報に基づき、アイフォーン5は他の被疑機種と同様、当社が主張する当該特許を侵害するものと想定する」とした。
サムスンはさらに別の声明を発表し、アップルは市場競争を制限する法的措置を引き続き積極的に講じていると主張。「こうした状況の下、当社としては自社の技術革新および知的所有権を保護するため、必要な措置を講じる以外に道はほとんどない」と述べた。
午前の取引で、アップル株は0.5%下落した。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab