合計11GB(最大27GB)のオンラインストレージを使い分けろ!

使用しているPCの数が多くなり、重複ファイルなどが増えて困ってきた今日この頃。NASの導入も考えたが、先日WiMAXに契約したため自宅に常にネット回線がある状態ではなくなったので断念。そこで、オンラインストレージの導入してみることに。以前から、Dropbox を使用していたが、Dropboxでは細かな同期の設定が面倒だし、サービスとしてローカルの保存容量が増えるわけではなく、オンラインのみで保存することができないので他のサービスを検討してみることにした。
グーグル検索してみると、仮想フォルダを作って同期する ZumoDrive や 細かな設定が可能な SugarSync に、マイクロソフトWindows Live SkyDriveなどが便利そうなので、早速無料版を試してみた。

作業用フォルダとして使えるDropbox

Dropboxは2GBまで無料で使えるオンラインストレージサービス。ただし、オンラインストレージというよりも、オンライン上にある2GBのスペースと、ローカルにある2GBを共有するサービスと言ったほうがより正確か。つまり、Dropboxを導入しても2GBのスペースが増えるわけではありません。
この2GBのスペースを複数台のPCで共有できます。AのPCで編集すれば、即座にBのDropboxフォルダにあるファイルも更新される。デスクトップのように作業中のファイルをDropboxフォルダにぶち込み様々なPCで編集することができます。これなら、いろいろな環境で作業をできます。iPhoneなどのスマートフォンにも対応しており、外出先でワードやPDFファイルなども閲覧可能。地図などをDropboxフォルダに入れて、スマートフォンで確認といった使い方も。
また、メール添付でDropBoxにファイルを送信する「send to dropbox」 を利用すればスマートフォンなどからもファイルの同期できます。iPhoneのデフォルトのメールアドレスでは1MB以上の添付ファイルを送信できないので、gmailのアカウントなどを利用すればよいでしょう。


容量は、有料なら50GB、100GBまで利用可能。ですが、1分でできるDropboxの容量を768MBも増やす方法 などもあります。さらに、ただいま Dropquest 2011 なるキャンペーンが開催されており、このゲームをクリアするとさらに無料で+1GB容量がアップします。なかなか骨太なクイズで、しかも言語が英語なのでヒントとして、Dropboxからの挑戦状「Dropquest」を自力で謎解きするための攻略ガイド を利用してみるのもよいでしょう。クイズは解きたくないけど、+1GBの容量は欲しいって人は、Dropboxの容量を1GB増やすことができるゲーム「Dropquest」の日本語版攻略ガイドを作ったよー の最短ルートを参考にしてみては。
また、友達に紹介することで容量を無料で10GBまで増やすことも可能。http://db.tt/lD6PqpU から新規に登録すると、僕とあなたに+250 MBなので、気になる方は是非。

メディア再生に強いZumoDrive

Zumodriveはドライブを増設した感覚で使えるオンラインストレージサービス。インストールすると、仮想のZumoDriveが作成されます。仮想のZumoDriveが増えたと考えてよいでしょう。ZumoDrive内に保存すれば、オンライン上に保存されます。オンラインのみに保存し、必要に応じてダウンロードすることもできるし、ローカルに保存し同期することもできます。
ZumoDriveの特徴は、iTunesPicasaとの連動が簡単なところ。オンライン上に保存された音楽や動画ファイルをストリーミング再生可能。スマートフォンに音楽データが入りきらないとか、同期していない iTunes 内の音楽データをストリーミング再生したい時など便利でしょう。また写真のスライドショーも可能なので、旅行に行った際の写真をみんなで閲覧なんてこともできます。iPadなんとかと相性が良いのではないでしょうか。

ZumoDrive登録直後に使用できるのは1GBまでですが、Zumodrive web 内にあるDojoをクリアするとさらに+1GB増設できます。またDropboxと同じように、招待すると+250MBで最大7GBまで増設可能。もし未登録の方がいたら、https://www.zumodrive.com/referrals/twt/175BNjMzOD から登録すると僕にもあなたにも+250MBなのでよろしお願いします。

5GBまで無料で使えるSugarSync

SugarSyncの容量はなんと5GB。以前は有償版でなければできなかった、三台以上のPCとの連携が可能になっています。SugarSyncにできて、ほかのサービスに出来ないってことはあまり内容に思います。Dropboxにはできるけど、ZumoDriveにはできない、またはその逆もありますが、SugarSyncなら大体のことが可能。ファイルの連携はもちろん、ウェブアーカイブにファイルを放りこめば同期なしでオンライン上にデータが保存されます。


個人的に気に入ったのは以下の二点。

  1. 複数のPCで任意のフォルダを同期できる
    • AとBはローカルで同期するけど、Cはしないってことも可能。この時、Cはオンライン上で同期したファイルにアクセスできる
  2. メールに添付したファイルも同期できる
    • 指定のメールアドレスに添付ファイルを送信すれば、オンライン上に保存される。
    • 写真や動画以外もスマートフォンなどからアップロードできる。

ZumoDriveのように、iPhoneなどのスマートフォンで音楽ファイルをストリーミング再生可能。オフィスファイルにも対応しており閲覧もできます。ファイルを複数台のPCで同期する際はアップロードとダウンロードに時間がかかるので、

  1. 外付けHDDなどに同期したいフォルダを作りファイルを保存
  2. 同期したいPCのローカル領域に、同期するフォルダ保存
  3. SugarSyncのクライアント上で同期するPCを設定
  4. 同期する際に外付けHDDからローカルに保存したフォルダを選択し「マージ」する

という手順を踏めば、ファイルのアップロードだけでですみます。ただし、容量が多いとアップロードに時間がかかるので、同期が完了するまで放っておいても大丈夫で、太い回線の用意できるPCで最初の同期の設定を行いましょう。


SugarSyncもZumoDriveのようにガイドをこなすことで+250MB、iPhoneアプリに用意されたガイドでも+250MBと容量を増やせます。さらに人に紹介すると+500MBとなってますので、お決まりですが、https://www.sugarsync.com/referral?rf=ea4tbydbw574v から登録してもらえると嬉しいです。さらに、もし有償30GBのプラン(月額420円、年間4200円)を申し込んでもらえると、僕とあなたに+10GBついてきます。

サービスを賢く使い分ける

Dropboxで2GB+0.75GB+1GB、ZumoDriveで1GB+1GB、SugarSyncで5GB+0.5GB、合計約11GBを無料で利用できる。これだけあれば十分ではないでしょうか。流石に、動画や写真に音楽データが沢山ある人にはたりないでしょうけど。また、紹介などを使えばDropboxなら最大10GB、ZumoDriveは7GBで、SugarSyncが10GBなので、なんと合計27GBまで増やすことも可能。それぞれのサービスを用途に合わせて使い分けるのが賢いのではないでしょうか。
各々のサービスで他人とフォルダを共有できるので、ファイルの受け渡し等にも便利です。


私は、Dropboxに作業中のファイルや電子ジャーナルのPDFファイルなどを保管し、作業が完了したファイルや、実験データなどをSugarSyncで同期しています。Dropboxはタスクトレイ内のアイコンを開くとフォルダが開くので気軽に使えて便利ですね。一方でSugarSyncだと同期の細かな設定ができるのが選択の理由。また、外出先で見るかもしれない漫画データや動画ファイルなどの遊びデータをSugarSyncのウェブアーカイブに入れてます。今は試しにJコミラブひなを投入中。その内、スキャン代行に出した漫画なども放り込む予定です。この漫画や動画、音楽などをZumoDriveで代用するのもありでしょう。私はSugarSyncで同期したいファイルの容量が無料版を超えてしまったのでSugarSyncの30GBを年額4200円で利用してみることにしました。DropboxやZumoDriveも大体年額一万円程度で50GBまで利用できるようです。


ちなみに、Windows Live SkyDrive ならなんと25GBまで利用できます。さらに、オフィスソフトの入ってないPCでもオンライン上でワードやエクセルなどを編集可能。窓の杜 - SDExplorer を使えばエクスプローラ上でファイルの同期も出来きます。仮想フォルダであるSkyDriveにドラック&ドロップするだけで同期できるのですが、細かな設定ができないのと、ウェブ版の使い勝手が悪いことなどからメインとしては使用せず、オフィスソフトのバックアップに使おうかなぁと考えてます。

まとめ?

  • Dropbox
    • 無料で2GB。最大10GBまで。
    • ただし、容量が増えるわけではない。オンライン上のみに保存不可。
    • メール送信で同期可能。
    • タスクトレイのアイコンを開くとフォルダが開くので使い勝手が良い
  • ZumoDrive
    • 無料で2GB。最大7GB。
    • 仮想フォルダとして利用出来る。
    • オンライン上のみ、ローカルとの同期も可能
    • iPhoneアプリはストリーミング再生、スライドショーに対応。
  • SugarSync
    • 無料で5GB。最大10GB。
    • 仮想フォルダも利用出来る。
    • 同期の設定が細かに可能。
    • メール送信で同期可能。
    • iPhoneアプリはストリーミング再生に対応。
  • Windows Live SkyDrive
    • 無料で25GB。
    • オンライン上でオフィスファイルの変種が可能。