写真●ソフトバンクモバイルの孫正義社長
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表●下取りによる割引額
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 ソフトバンクモバイルは2012年9月19日、同社のLTEサービス「SoftBank 4G LTE」の契約者向けに、LTE対応スマートフォンをモバイル無線LANルーターとして使える「テザリングオプション」など5つのオプションサービスを提供すると発表した。

 今回発表したのは、(1)テザリングオプション(2)24時間通話定額オプション(3)4G/LTEスマホBB割(4)4G/LTEスマホ家族キャンペーン(5)スマホ下取りプログラムの拡充--の5つである。

(1)のテザリングオプションは9月14日にLTEサービスを発表した当初は提供しないとしていたもの。「以前からずっと検討してきたが、3Gの3倍の効率で使えるLTEのインフラがある程度の面積に広がれば提供可能と判断し、昨日(9月18日)の夜に決めた」(孫正義社長:写真)という。

 利用料金は525円/月で、加入から2年間は無料で提供する。LTEの定額パケットサービスである「パケットし放題フラット for LTE」への加入が条件となる。テザリングオプションに加入した場合、1カ月間に通信できるデータ量は7Gバイトまでで、それ以上の通信をした場合にデータ通信速度が128kbpsに制限される。別途2Gバイトごとに2625円の追加通信料を支払えば速度制限なしで利用できる。なお、2年間の無料期間が終了した後は、1カ月間の通信量制限は7.5Gバイトとなる。テザリングオプションの申込み受付期間は2012年9月21日~12月31日まで。サービス提供開始日は2013年1月15日となる。

(2)の24時間通話定額オプションは、LTE対応スマートフォンからソフトバンク携帯電話への通話料が24時間無料となるもの。利用料金は500円/月で、申込み受付期間は2012年9月21日~12月31日まで。サービス提供開始日は2013年1月15日である。

(3)の4G/LTEスマホBB割は、指定の固定通信サービスとLTE対応スマートフォンをセットで利用することで、スマートフォンのパケット定額料を加入後から2年間、1480円割り引くサービス。対象となる固定通信サービスは、ホワイトコール24およびADSLサービスの「ホワイトBB」、ソフトバンクテレコムが提携ケーブルテレビ会社経由で提供する固定電話サービス「ケーブルライン」、TOKAIケーブルネットワークが提供する固定電話サービス「ひかりdeトークS」である。

(4)の4G/LTEスマホ家族キャンペーンは、既存のiPhone4/4SユーザーがLTE対応スマートフォンに機種変更する場合に、機種変更後のiPhone4/4S用に割安のSIMカード単体契約を提供するというもの。パケットし放題フラットのパケット定額サービス料が2年間1980円/月となる。同一名義かつ同一請求先でSIMカードを新規契約し、iPhone4/4SおよびLTE対応スマートフォンともにホワイトプランに加入することが条件となる。実施期間は2012年9月21日~11月30日まで。

(5)のスマホ下取りプログラムの強化では、9月14日の発表時点で下取り対象としていた端末の範囲を広げ、割引価格も見直した。毎月の利用料金から1000円ずつ満額まで割り引く。iPhoneは記憶容量ごとに割引額を変更したほか、Androidスマートフォンも海外でも流通するグローバル端末を割引対象とした(表)。実施期間は2012年9月21日~11月30日まで。

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