JR東日本、会員IDようやく統合民営化後の縦割り背景
JR東日本は2025年度までにグループの会員IDを統合する。交通系ICサービス「モバイルSuica(スイカ)」や共通ポイント「JREポイント」など約20種類を集約し、一度の会員登録で各種サービスを軒並み使えるようにする。過去にも統合を試みたが、使い勝手の悪さを指摘する声が多く、ようやく本腰を入れて改善に乗り出した格好だ。 JR東グループの会員IDはモバイルスイカ(2690万枚)やJREポイント(…
米グーグルのメールサービス「Gmail」でメールを送る際のセキュリティーガイドラインが6月1日に全面適用されます。メールを大量送信する企業は、なりすまし対策などをしなければ個人ユーザーに届かなくなる可能性があります。日本企業の対応は遅れており、影響は小さくありません。背景などを3つのポイントでまとめました。 ・グーグルはなぜ規制?・企業はどのような対応が必要?・カギとなる「DMARC」とは? …
日本酒業界にラグジュアリーブランドが台頭している。先駆けとなった「SAKE HUNDRED(サケハンドレッド)」と、後を追う「MINAKI(ミナキ)」だ。いずれも施設を持たない委託醸造ながら、タッグを組んだ酒蔵の酒を世界基準へと引き上げている。強いブランドを造りあげたスタートアップ2社を追った。 カンヌ国際映画祭のパーティーに登場 5月17日に開かれたカンヌ国際映画祭。世界的な映画監督や俳優を招…
日本経済新聞がまとめた賃金動向調査で、2021年から24年までの累計賃上げ率を集計したところ首位はゼンショーホールディングス(HD)の29.96%だった。新型コロナウイルス禍からの正常化により非製造業、製造業ともに業績が回復に向かった。同時に、人材確保も厳しさを増し、賃金水準の向上は長期戦の様相を呈している。 定期昇給とベースアップを合わせた賃上げ率について、21年から連続して比較可能な148社…
ルミネ(東京・渋谷)は2024年4月17日、JR新宿駅改札内に新たな商業施設「EATo LUMINE(イイトルミネ)」をオープンした。タイパ(タイムパフォーマンス)やウエルパ(ウエルネスパフォーマンス)の高い食体験を提供し、年商80億円を目指す。 ◇ ◇ ◇ 一日の乗降客数世界一であるJR新宿駅。電車を降り、ホームから地下1階の西改札(山手線側)を目指すと見えるのが、新たに誕生したE…
物価高で節約志向が強まるなかでも、プチぜいたく気分が楽しめる高単価バーガーの支持が広がっている。マクドナルドでは定番品の中で最も価格の高い「サムライマック」が男性会社員らを中心に支持され、累計販売個数がこのほど2億個を突破。高単価バーガーは訪日客の人気も高く、モスバーガーなども品ぞろえを増やしている。 マクドナルドが定番品として販売するサムライマックは食べ応えのあるビーフパティにしょうゆ風味の和…
RIZAPグループは無人の低価格ジム「chocoZAP(チョコザップ)」の出店攻勢を継続する。5月中旬時点で1500店舗を展開しているが、2026年3月期までに2800店にまで広げる。25年3月期は連結最終損益ベース(国際会計基準)で黒字化を見込み、出店やトレーナーなどの採用に200億円を投じる。瀬戸健社長に今後の計画について話を聞いた。 ――3月にはジムにカラオケなど新サービスの追加を発表しま…
「角打ちスタジオ」という珍しい形態のお店が4月、「東急プラザ原宿 ハラカド」(東京・渋谷)内に誕生した。昼はおしゃれな写真を撮影できるスタジオ、夜は「角打ち」と呼ばれる立ち飲み酒場となる。綿々と引き継がれてきた原宿文化の受け皿として、クリエーターなどさまざまな人が交流する場を目指す。 「写真撮影とかけまして、おいしいお酒ととく。そのこころは、どちらもチーズが合うでしょう」――。そんな宣伝文句を掲…
源泉から湯けむりが立ちのぼる「湯畑」で知られる草津温泉(群馬県草津町)で、「裏草津」エリアが新たな観光名所に育ちつつある。にぎやかな湯畑周辺とは対照的に「のんびり過ごす」ことに焦点を当てた施設がぎゅっと集まっている。温泉街のそぞろ歩きを促すだけでなく、写真映えスポットとして若者も引きつけている。 「顔がしっとりして、気持ちいいね」。5月の週末、20代の女性2人組が温泉の蒸気を顔に浴びる「顔湯」を…
東南アジア原産で、高級レストランが注目する希少なエビ「オニテナガエビ」が山梨県で育てられ、1キロ2万円以上の価格で出荷されている。量産レベルの完全養殖技術をベンチャー企業の陸作(山梨県甲斐市)が確立した。今村秀樹社長(53)は「新たな食材の地産地消を創出し、食料自給率の向上に貢献したい」と意気込む。 東京・六本木の高級料理店「美会(ビア)」。タイ料理と日本料理を組み合わせた店で、トムヤムクンは人…
佐川急便を傘下に持つSGホールディングス(HD)は31日、同業のC&Fロジホールディングスに1株5740円でTOB(株式公開買い付け)を始めると発表した。C&FにはAZ-COM丸和ホールディングスが3000円でTOBを実施中で、SGHDは対抗買収に乗り出す。 ドライバーの残業制限に伴って輸送能力が不足する「2024年問題」を背景に物流業界では再編が進む。争奪戦となり、買収価格の高…