Androidケータイ&タブレットを使いこなせ! キホンのキから応用ティップスまで一挙ご紹介【保存版】

    • X
    • Facebook
    • LINE
    • はてな
    • クリップボードにコピー
    • ×
    Androidケータイ&タブレットを使いこなせ! キホンのキから応用ティップスまで一挙ご紹介【保存版】

    いまさら聞けなかった大発見だってあるかも~

    今年は日本でも一気にスマートフォンブームに火がついて加速した1年でしたけど、なかでもグーグルのAndroid OSを搭載した多彩な携帯電話やタブレットが大きな話題をさらいましたよね。なにかとiPhoneばかりが注目されがちだったスマートフォン業界ですけど、ギズ読者の皆さまの中にも晴れてAndroidデビューを飾られた方も少なくないのではないでしょうか? iPad人気が先行する中で、Androidタブレットだって選択肢が充実してきましたしね...

    まだちょっと2010年を締めくくって振り返るには早いんですけど、ここでそろそろAndroidの役立つ操作マニュアルとまではいきませんが、知っておきたい基本中の基本から、やや上級者向けの応用編に至るまで、しっかりギズとしてもまとめておこうかなって思います。知れば知るほど奥が深く、ドンドンと使い倒せば楽しいOSがAndroidですもんね!

    すでにめまぐるしくバージョンアップして進化を遂げ、各国で多彩なラインナップの新モデルが続々と登場しているため、やや記事の解説内容(基本は北米における英語バージョンからの翻訳ベースになっております...)は日本でギズ読者の皆さまが使っている機種とは異なるかもしれません。主に内容的にはAndroid 1.5(Cupcake)、Android 1.6(Donut)、Android 2.1(Eclair)、Android 2.2(Froyo)に共通して当てはまるものを中心にチョイスしてありますが、とりわけやや古いAndroid 1.x系では使えない技もあるかとは思いますので、その辺りはどうかご容赦くださいませ。

    ではでは、もうすでにAndroidユーザーとして使いこなしておられる方はおさらい用に、いやいや興味はあるんだけど、まだ実際のデビューはこれからなんだよねって方には、Androidの入門編として、かなり長文で気合いを入れてまとめてみましたけど、ぜひぜひ最後までご覧くださいましね~

    101126androiduser2.jpg

    まずはAndroidスマートフォンやタブレットの基本操作面から見ておくことにいたしましょう。そのうちの1つに「指先で画面を長くタッチする」というベーシックな操作ポイントがありますよ。意外とこの操作をするだけで、あっと驚くメニューが展開されてラッキーな気分になることだってあるかもしれませんからね。一言で表現するならば、この指先での長い画面タッチ操作は、ちょうどパソコンのマウスの右クリックで表示されるメニューを展開するのと非常に似ています。いろいろなアプリケーションや機能に特有のメニューが用意されているので、ぜひちょっといろんなシーンで試してみてくださいね...

    もしiPhoneユーザーがAndroidに乗り換えて一瞬ながら戸惑うことがありそうなのは、iPhoneは基本的にホームのシングルボタン一筋で勝負してきましたけど、Androidのほうは、どちらかと言えばそれとは対極を行く数多くのキーやボタンを駆使するユーザーインタフェース(UI)をそろえてきている点でしょうか。だから、用意されている異なるボタンを押した時に何が展開するのかは、やや覚えるのに苦労することだってあるかもしれませんよ。

    たとえば、各種設定やオプション、機能選択画面を展開するメニューボタンは、どのシーンで押すかによって全く反応が異なってきたりもします。同時にiPhoneに似たホームボタンも標準装備されていて、これを長押しすると最近使ったアプリケーションのリストが展開し、そこからアプリを選んで起動するなんて使い方ができたりもするようですよ。

    【キーボードショートカットを覚えよう】

    とりわけiPhoneにはない魅力といたしまして、多くのAndroidケータイにはQWERTY配列のフルキーボードが装備されていたりしますから、まるでパソコンで使うような便利なショートカットキーが使えます。当然ながら、これはカスタム設定も可能なので、自分の好みのショートカットキーの組み合わせを登録できるんですけど、すでにデフォルトで入っている典型的なキーボードショートカットを以下にご紹介しておきましょう。

    アプリケーションランチャー編

    ・ブラウザーの起動:検索+Bの文字入力キー

    ・アドレス帳(連絡先)の起動:検索+Cの文字入力キー

    ・メール/Gmailの起動:検索+E/Gの文字入力キー

    ・地図(Google Maps)の起動:検索+Mの文字入力キー

    ・SMSの起動:検索+Sの文字入力キー

    なかなかどれも覚えておくと便利なものばかりですよね。

    インターネット編

    ・ブックマーク(お気に入り)を開く:メニュー+Bの文字入力キー

    ・新しいウィンドウを開く:メニュー+Wの文字入力キー

    ・表示ページの更新または読み込み中に押すと更新の停止:メニュー+Rの文字入力キー

    ・ページ内検索の立ち上げ:メニュー+Fの文字入力キー

    ・戻る/進む:メニュー+J/Kの文字入力キー

    日頃から多用するインターネットブラウザー内で有効になるキーボードショートカットも、いろいろと最初からそろっているのがうれしいところです。もちろん多くのAndroid搭載のタッチスクリーンケータイやタブレットはハードウェアキーボードを備えていなかったりもしますが、このキーボードショートカットの魅力は、わりと使いこなしている人にとっては離れがたいメリットで、かなり重宝することになりそうですよ!

    101126androiduser3.jpg

    【ウィジェットを使いこなそう】

    Androidケータイの魅力の1つに、ホームスクリーン上にリアルタイムに情報を更新して表示してくれる多彩なウィジェットを配置できる点が挙げられます。しかもフリックして切り替えられるスクリーンごとに異なるテーマのウィジェットを配置して、もうこのホームスクリーン画面上だけでも十分に必要な情報をゲットできたりするんですよね。

    ホーム画面でメニューキーを押して設定からウィジェットを追加することも可能ですが、ここは最初にご紹介しました指先で長くスクリーンをタッチする操作を、ホームスクリーンの何もアイコンなどがないスペースでやってみましょう。メールチェックやTwitterなどのテキストベースのウィジェットから、天気や株価、ニュースをリアルタイムに追える情報系、音楽ライブラリーのマルチメディア系などなど、実に豊富なウィジェットがAndroid Marketからも入手可能ですし、どの画面に何のウィジェットをそろえていくのか、ここに凝ってみるだけでも、かなりのパワーユーザーとして日々のタスクや使い勝手を向上させることができそうですよ。自慢の究極ウィジェット集なんかも、ぜひコメント欄に書き込んで情報共有してくださいね~

    あっ、ただし、特に制限を課されることなくガシガシとウィジェットを追加しまくることができる反面、いつの間にかパフォーマンスの低下を招いてしまう恐れがあるので注意は必要ですよ。とりわけAndroid 1.x系のユーザーは気をつけたほうがいいかもしれません。なんとなくホームスクリーンのフリック操作での切り替えがギコチないんだよなぁなんて思うことがあれば、ウィジェットを疑ってみたほうがいいのではないでしょうか。便利なウィジェットですけど、厳選してほどほどにがベストですよ。

    【アイコンを管理しよう】

    Androidケータイやタブレットで面白いのは、たとえアプリケーションなどをインストールしたとしても、自動的にはホームスクリーン上にショートカットアイコンが表示されなかったりする点です。アプリのインストールと同時にホーム画面にアイコンが並んでいく基本的なiPhoneのコンセプトとは一線を画している感じでしょうかね。

    そこで先ほどのウィジェットの追加と同じように、ホーム画面でメニューキーを押したり、何もウィジェットやアイコンが表示されていないスペースで長押し操作をしてみて、好みのアプリケーションへのショートカットアイコンを追加していくわけですが、単にアプリケーションアイコンのみならず、よく見るウェブサイトのブックマークですとか、頻繁に連絡を取るアドレス帳の特定の連絡先、お気に入りの楽曲のプレイリストなんかも、ショートカットアイコンとしてホームスクリーンに置けるのが便利ですよ。もちろんこうやって追加しまくるとキリがありませんから、カテゴリーごとにフォルダーに入れて管理することも必須になってくるでしょうね。ウィジェットとともに、ホームスクリーン上の配置具合が腕の見せ所になってきそうですよ...

    101126androiduser4.jpg

    【キーボードを変更してみよう】

    Android OSには、当然ながら、最初から標準でキーボードが入っており、それはそれで使いやすかったりもするのかもしれませんけど、このデフォルトのキーボードだけで満足しちゃうのはもったいないような気がします。でも、iPhoneやiPadとは大きく異なるポイントとしまして、Androidケータイやタブレットでは、スイスイと自分の好みのキーボードを見つけ出してはインストールし、スムーズに切り替え可能な点があるんですよね。

    北米のAndroidユーザーに比較的人気があるものといたしましては、Android Marketで販売されている「Better Keyboard」が挙げられます。キーボードのデザインスキンを自由にチョイスできたり、カスタマイズの機能が豊富だったりするのが好評みたいですよ。あるいはHTCユーザー向けには、上の写真にある「HTC IME Keyboard」が多数のユーザーから熱い支持を集めているようです。ソフトウェアキーボードで早打ちにこだわりたい人なんかには「Swype」もお勧めですかね。

    ただ、先に紹介したウィジェットやショートカットアイコンの追加とは違って、キーボードのインストール後には、やや設定画面から手がかかるキーボードの入れ替え作業が必要になってきますのでお忘れなく~。文字入力画面のテキストボックスの長押しから切り替えることも可能みたいですけどね。まぁ、日本だと「Simeji」の日本語IMEアプリの導入がマストになってきたりもするでしょうかねぇ。

    101126androiduser5.jpg

    【着信音関連の設定を変更してみよう】

    ケータイを買ったら、まずはお気に入りの着信音の設定から...なんてユーザーも多いんでしょうけど、ここでAndroid Marketを物色してみれば、オーディオファイルを保存する時に選択するだけで、それを着信音や各種通知サウンド、アラームにできてしまう便利なアプリケーションが各種そろっていますよ。特定のアドレス帳に入った連絡先のユーザーからのコールにだけ特別な着信音を割り当てる操作はアドレス帳から作業していきましょう。曜日ごとに異なるお気に入りソングを再生してアラームを鳴らすなんて使い方も簡単にできちゃいますね。

    101126androiduser6.jpg

    【大胆にデザインを変更してみよう】

    Android 2.1からはバックグラウンドにライブ壁紙を指定できるようになり、任天堂もビックリなスーパーマリオ三昧なAndroidケータイだって実現しちゃいますけど、ただ単にホームスクリーンの壁紙を変更するくらいでは芸がないよなって願うパワーユーザーの域に達してしまったら、これまたAndroid Marketには、なかなか楽しいアプリケーションが満載です。

    その中でもイチ押しは「aHome」アプリですね。たとえば、上の写真のように、iPhoneユーザーもビックリなMac OS X風のAndroidケータイが完成しちゃったり、どんどんとスキンやテーマ、フォント、ウィジェットをダウンロードしては、自分好みのホームスクリーンを作成可能ですよ。ガラッと大胆にUIごと変えちゃえるのが、Androidの大きな魅力ではないでしょうか~

    101126androiduser7.jpg

    【同期するアカウントを充実させよう】

    最初にAndroidケータイやタブレットのセットアップをする時には、基本となるGoogleのアカウント設定画面が表示されたと思うんですけど、ここに今後もどれほど同期するアカウントを増やしていくかで、一気に扱える情報量がアップしてタスク効率が上がっていくので、この同期の設定画面の利用度にはこだわってみてもいいかもしれませんよ。FacebookやFlickr、Microsoft Exchangeに至るまで、多彩なアカウントと同期設定を進められますし、とりわけ新しいAndroid 2.x系のユーザーからは、1台で複数のグーグルのアカウントとの同期が可能になりましたから、ドシドシと追加しては予定表やメールのチェックもパワフルに進めていきましょう!

    101126androiduser8.jpg

    【検索を多用しよう】

    さすがはAndroidは検索エンジンが老舗のグーグル発祥のOSだよなって感じさせられる一面に、検索機能の充実ぶりがあるのではないでしょうか。とりわけどうしてもパソコン環境よりは文字入力スピードなどで劣るスマートフォンやタブレットの利用環境におきまして、この検索の利用しやすさは大きなカギを握ってくるポイントなので、グーグルが完成度にこだわってきた理由も分かるような気がいたしますね。

    デフォルトでも使いやすい検索バーがホームスクリーンに用意されていますけど、設定変更して自分の好みに合わせると使い勝手が大きく向上するかもしれませんよ。1文字タイプするごとに検索候補を表示するサジェスト機能をオンにする以外にも、検索対象のチェックボックスも見直しておきましょう。単にインターネットの検索エンジンとして使う以外に、メールやSMS、アドレス帳に音楽ライブラリーと、Androidケータイやタブレットのユニバーサル検索としての性能も、なかなかの仕上がり具合ですよ。

    101126androiduser9.jpg

    【Google Labsにもアクセスしてみよう】

    Androidケータイやタブレットに標準で入っている地図アプリケーションのGoogle Mapsは、これだけでも十分な完成度かもしれませんが、このアプリを立ち上げている間にメニューボタンを押して入っていける「Google Labs」を使うと、さらに便利度がアップすること間違いなしですよ。

    グーグルが正式公開する前の新技術やサービスを試験的に利用可能なGoogle Labsには、標準のGoogle Mapsにはない隠しメニューが目白押しだったりもします。いろいろと使いやすいショートカットボタンを追加したり、地点ごとの距離測定機能が立ち上がったりと、ちょっぴり未来を先取りするようなサービスを試せるのがうれしいですよね...

    【最上級者向けにルート権限を取得してしまおう】

    これはいわゆるiPhoneで言うところの脱獄(Jailbreak)をしてしまおうってことなので、危ない橋は渡らないぜってユーザーの方は読み飛ばしていただきたいのですが、なぜAndroidに保証の対象外となってしまう脱獄まがいのルート権限の取得が必要なのかと申しますと、意外とオープンなはずのAndroid OSなんですが、かなり販売するメーカーによって独自の制限が加えられてしまっていたりもするんですよね。最も分かりやすい例といたしましては、本当はAndroid OSそのものには入っていないはずのアプリケーションが、ブロートウェア(Bloatware)として大量にプリインストールされていてユーザーが削除できないなんて問題点まで指摘されていたりもしますよ。

    ところが、いざルート権限を取得してAndroidケータイやタブレットの脱獄に成功してしまうと、その販売メーカーにより加えられていた呪縛からの解放でもたらされる自由は非常に快適だったりするかもしれません。たとえば、Androidケータイや3Gタブレットをパソコンにモデムのようにつないでインターネット環境を確保するテザリングが行なえるようになってしまったり、ハードウェア性能を最大限に引き出すオーバークロックに挑戦したり、手軽にスクリーンショットが撮れるようになったりといったメリットを挙げる人もいます。カスタムのROMインストールまでできちゃったりしますしね。これがあれば、現時点で最新のAndroid 2.2のOSを、本当はサポートされていないはずのデバイスにまでインストールできちゃったりもするみたいですよ。

    賛否両論いろいろある脱獄ではありますけど、ぜひとも最上級者には挑戦してAndroidのポテンシャルを最大限に引き出して極めちゃってほしいところでしょうか~

    【お勧めAndroidアプリをチェックしておこう】

    そもそもiPhoneが爆発的な人気で普及していったことの背景には、秀逸なアプリケーションが豊富にそろうApp Storeの存在が大きかったと思うんですけど、Android Marketにも今後のAndroidケータイやタブレットの普及を支えそうな優れた対応アプリが並んでいます。これを見つけるまでが大変だったりもするんですが、パワーユーザーへの第一歩といたしまして、ちょっと最後にギズでもイチ押しのAndroidアプリを厳選して紹介しておきましょう! 定番アプリばかりなので、もうすでに皆さんは導入済みだったりもするかもしれませんけど...

    101126androiduser10.jpg

    Astro File Manager

    SDカードを使う上でも欠かせないアプリが、この「Astro File Manager」なんですけど、ファイル管理には最高の出来栄えではないでしょうか。特にSDカード内のファイルをツリー状に見やすく表示しては、コピー&ペーストや圧縮、解凍なんかを自由自在にやってのけてくれます。検索やファイル転送なんかも思いのままですね。とにかく入れておいて絶対に損はない定番のAndroidアプリケーションですよ。

    タスクマネージャー

    このほど日本でも晴れて正式発売されたばかりの「GALAXY Tab」には標準で用意されているタスクマネージャー機能ですが、なぜこんなものが必要かと言いますと、マルチタスクがウリのAndroid OSではありますけど、いつの間にかドンドンとバックグラウンドでアプリが起動していってはパフォーマンスを圧迫してしまうという弊害に苦しむユーザーが少なくはないんですよね。放っておくとバッテリーの減りが異常に早くなったりする問題が発生したりもします。

    そこで何でもいいので、バックグラウンドでのメモリーやバッテリーの消費具合をチェックして起動終了を管理できるタスクマネージャーアプリを活用することをお勧めしますよ。「Advanced Task Manager」ですとか「TasKiller」なんかがイチ押しアプリになるでしょうか。Android Marketには無料・有料を問わず、かなり充実したラインナップが並んでいるので、とにかくどれかを入れておくといいですよ~

    101126androiduser11.jpg

    SMSアプリ

    Androidケータイで多用するアプリケーションにSMSがあると思うんですけど、標準アプリは地味であることは否めませんよね。そこで、やっぱりパワーユーザーはAndroid Marketからお好みのアプリケーションをダウンロードしてカスタマイズしちゃいましょう。MMSの添付ファイルをSDカードに保存したりですとか、特定のユーザーとのやり取りをスレッド表示にしたりと、オリジナルSMSアプリでのアップグレード感はなかなかなものですよ。

    ここではイチ押しアプリを2つほどご紹介しておきますね。まずは上の写真の「Chomp SMS」ですけど、便利なウィジェットを使えるようにしてくれるのが好評ですよ。一方、似てはいますけど「Handcent SMS」には、渋いコンセプトのポップアップ通知ボックスが用意されています。日本だとどんなアプリケーションがお勧めになるでしょうかね?

    Locale

    もはやAndroidアプリの不朽の名作の座に就こうとしている「Locale」は、古くはAndroidケータイの登場前から初代グランプリ作品にまで選出された優れものですよ。かなりAndroid Marketに並ぶアプリケーションの中では高めの価格設定ではありますが、なんと現在の居場所をAndroidケータイに認識させては自動的にスマートなモード変更が行なえるようになります。たとえば、自宅やオフィスにいる時だけWi-Fiをオンにし、出かける度に自動でWi-Fiをオフにしては、こまめにバッテリーの節約を実現してくれますよ。自分の居場所に合わせて、どのアドレス帳の連絡先からのコールのみを受け付けるかなんてことまで細かくセットできちゃいます。対応プラグインなども充実してきていて、これは一度使っちゃうと二度と手放せなくなりそうですよね!

    101126androiduser12.jpg

    Wave Secure

    やっぱり携帯電話で最も気になるのは、うっかりどこかに置き忘れたり、落としたり、盗まれちゃったりした時の対策ですよね。特にスマートフォンには、重要な個人情報が大量に入っていることがほとんどですから、このいざという時の救出手段は日頃から重視しておきたいものですが、そういう意味では「Wave Secure」の完成度は群を抜いているのではないでしょうか。

    たとえば、PCからWave Secureの専用ページにアクセスして、どこにAndroidケータイを置いたのかを思い出せないのでチェックしたいという時に「Location」メニューをクリックすると、GPS情報や近くの携帯電話基地局からの電波で現在位置のトラック画面が表示されます。他人の手に渡ってしまったのでロックしたい時は、そのまま「Lock & Alarm」メニューをクリックすると端末ロックがかかり、同時にケータイ本体では女性の悲鳴のような大音量で警告音が鳴り続けますよ。もう盗んだ人にとってはビックリ仰天でしょうね! そのまま「Wipeout」メニューまで起動すれば、Androidケータイに残された全個人情報の消去が可能という強力な仕組みです。万が一のためにも、ぜひインストールしておくことをお勧めですね...

    101121galaxyreview2.jpg

    いかがでしたか? 日本国内のAndroidユーザーが、そのまま同じようにフル活用できる情報ばかりではなかったかもしれませんが、現時点でのAndroidの詳しい入門解説が少しでも参考になれば幸いです。次なるステップといたしましては、すでにこれまでにも噂として超高性能ケータイ限定で「Android 3.0」がリリースされるですとか、タブレット専用に「Android 3.1」の開発が着々と進んでいるなどなどの話も聞こえてきておりますが、ベースとなるUIやコンセプトに大きな違いはないとも考えられるため、まずは一度はマスターしておきたい基本的な情報が今回の記事にまとまっていると思いますよ。

    同じくグーグルが力を入れるOSとしましては、クラウドベースの新世代ネットブック魅惑の「Chrome OS」を搭載して発表される日も間近に迫ってきているだけに、なんだか今後もグーグルが仕掛けるAndroidとChrome OSの二刀流の戦略からは、ますます目が離せなくなりそうですよね!

    Paul Escallier(米版/湯木進悟)