2015年を振り返って

 さて2015年も残すところあと数日ですね。
2015年は未(ひつじ)年。1979年生まれの僕は
年男でした。ちなみに僕の誕生日は3月26日の
牡羊座。もう前世、ひつじで決定ですね！笑

自分の1年を振り返ってみて、嬉しいことも楽しいことも
悲しいことも悔しいこともたくさんありました。
全てが上手くいくわけではない。それが人生ですよね。

今年1番悲しかったことは、ペットのうさぎのモコ・テイラー
が天国に行ってしまったことです。モコの後ろ足に腫瘍が
出来てしまい、毎日必死に看病していたのですが、
今年の1月に今までに聞いたことのない鳴き声をあげて、
僕の胸の中で動かなくなりました。大切な家族の一員
だったから、この世からいなくなったのは本当に
ショックだった。でもモコと一緒に過ごした日々の思い出、
モコが僕らにくれたたくさんの笑いや驚きや感動は決して
なくならないから。まだ輝いて残っているから。
だから今では「ありがとう」という気持ちでいっぱいです。


モコ・テイラー（2010-2015)

悲しいことについて書くのはそれだけにして、
今年嬉しかったことを書いてみます。2015年は
出演作である『ムカデ人間3』が公開された年でした。
アメリカでは5月22日に、日本では8月22日に
公開スタート。8月には配給会社のトランスフォーマーさん
に日本に呼んでもらい、10日間にわたる宣伝活動を
やりました。やはりこうして海外で参加した作品を、
母国である日本で宣伝して公開するという経験は
かけがえがなく、喜びに満ちあふれていました。
僕にとって『ムカデ人間』はLAの演劇学校を卒業して
初めてギャラをもらって参加した仕事であり、
僕が役者として業界に足を踏み入れるきっかけに
なった作品です。そんな大切なシリーズの終焉を
ファンの方達とお会いして祝う機会を与えてもらったことに
本当に感謝しております。


公開初日にみんなでつながった！


シリーズのファンを公言されている
元AKB48で女優の川栄李奈さんと
現役AKB48の高橋朱里さんと一緒に
イベントをやったことも本当に楽しかったです。
こんな謎の役者である僕に心を開いてくれた優しい
お二人とまた再会出来たら良いなと今でも願っております。
川栄さんとは映画の現場で、
高橋さんとはバラエティーの現場でね。
(僕はバラエティーにも参加したいと思っているので！笑)


ムカデ人間夏祭りで川栄李奈さん＆高橋朱里さんと

AKBファンの間で神番組と呼ばれていた
「川栄李奈と高橋朱里と映画『ムカデ人間』一緒にみよう」
がYouTubeに全編アップされているのでご紹介！
http://youtu.be/6e2oQ39jmPI


あともう一つ僕にとって大きなことがありました。
今年の夏から撮影開始のある日本の超メジャーな大作映画
への参加を打診されたのです。日本の業界でトップクラスの
キャスティング担当の方に僕にぴったりな役があると
声をかけてもらいました。そのお方は『TOKYO TRIBE』の
僕の演技を見て、「異質感を強く感じました。
この空気を出せる日本人俳優はあまり浮かんでこない、
そう思えるタイプの異質感でした」と言ってくれて、
僕にチャンスを与えてくれたのです。残念ながらその仕事を
取る事は出来なかったのですが、頑張っていることを
誰かが見てくれているという事と、日本の業界における
自分の演技スタイルに対する自信にもなりました。
そのお方はまた違う作品で声をかけるとおっしゃって
くれているので、これからも頑張り続けるのみです！

2015年には来年公開の光武蔵人監督の
話題作になること間違いなし！の空手アクション映画
『KARATE KILL』に出演させてもらい、さらにLAでは
ある大物監督と二人三脚でお仕事の準備に取り掛かり、
大きな花を咲かせるために種を蒔く年にもなりました。
来年は企画されている色々な作品全てが実現すると信じて、
前に進んでいます。今は言えないことがいっぱいで
すみませんが、来年には良いお知らせを報告できるでしょう！

またうさぎのモコの話に戻りますが、
モコは足が腐敗するくらい悪くなって立てなくなっても
食欲はあり、這いながら最期の時が来るまで
エサを食べ続けていました。
僕に「わたちは精いっぱい生きているよ！
こんなになっても食べて生きたいんだよ！」って
生命力を見せつけてくれました。
本当に本当に強かったよ、もーちゃん。
俺も負けないよ。生きて、生きて、生きまくってやる。

みなさん、年末は美味しいものをいっぱい食べて、
力をつけましょうね。


良いお年を。