海に流されたガレキの撤去作業始まる 宮城
宮城・南三陸町で9日、ワカメの養殖などの再開を目指し、東日本大震災の津波で海に流されたガレキを撤去する作業が始まった。
南三陸町の志津川湾では、カキの養殖用のいかだや木材など津波で流された大量のガレキが海に残ったままになっている。これまでは、陸地のガレキの撤去作業が進められていたが、ようやく船が出せる状態になったため、9日から海での作業が始まった。
養殖用のいかだにつながっているロープは、海中でガレキと絡まっているため、作業中にガレキが落下する危険もあるということで、作業には慎重さも求められる。作業に当たる船は、地元の建設会社が新たに購入したもので、最大で500トンのガレキを載せることができる。
秋からのワカメの養殖の再開を目指し、作業は毎日行われるという。