ステラコンサルティングは7月24日、社会問題化しつつある若年労働者の過酷な労働環境の改善支援を目的として、Androidアプリ「ハードワーカーに捧ぐ! 残業メーター」を公開した。Google playからダウンロードできる。価格は180円。

残業メーターは、社会保険労務士が監修した残業時間計測アプリ。日々の労働時間を記録するだけでなく、労働法の大原則である「1日8時間、週40時間」を超えた残業時間も簡単に算出でき、未払い残業代の請求にも使えるデータを日々蓄積できるという。会社独自に設定された所定外労働の計算も可能で、「○○時間分の超過手当を含む」といった「定額残業代込み」の賃金体系にも対応。また、上司などから受けたパワハラ・セクハラ行為も記録できる。なお、残業メーターはCSV出力に対応しており、日々の記録はメールに添付してバックアップすることが可能。

残業メーターの画面イメージ

労働っぷり判定

このほか、労働時間とみなし労働時間の差などから「労働っぷり」を総合判定して、「ホワイト企業級」「正社員(並)級」「労基法違反級」「労災級」「ブラック企業級」といった労働環境のランク付けを行う機能や、ゆるキャラが仕事の疲れを癒すメッセージをくれる機能なども用意されている。

なおアプリで算出される残業時間については「ただちに残業代として請求可能であることを保証するものではない」と説明されている。