日銀敗北! 消費者物価は2カ月連続マイナス 目標と大きく乖離

 総務省が30日発表した9月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く、平成22年=100)は103・4と前年同月比で0・1%下落した。下落は2カ月連続。原油安により、電気代やガソリン、都市ガス代といったエネルギー価格の落ち込みが拡大した。日銀が目標とする2%の物価上昇から大きく離れており、同日開催の金融政策決定会合での対応が注目される。

 品目別では、電気代をはじめとするエネルギー価格全体が12・1%下落。10・5%下落だった8月から、マイナス幅が広がった。

 これに対し、テレビなど教養娯楽用耐久財は11・1%上がったほか、生鮮食品を除く食料も1・9%上昇した。宿泊料は3・4%のプラスで、訪日外国人の増加などが背景にあるとみられる。

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