TIOBE Programming Community index

TIOBE Softwareから2011年のTIOBEプログラミング言語アワードが発表された。TIOBEプログラミング言語アワードは、その年にTIOBE Programming Community Index(PCI)値をもっとも増やした言語に贈られる賞で、2011年の受賞は、3.91%の増加を見せた「Objective-C」となった。

「Objective-C」はこれまでも受賞が予想されていたが、前回は終盤に一気にPCI値を伸ばしたPythonに、そのひとつ前の2009年は終盤に急激にPCI値を伸ばしたGoにその座を譲っていた。

発表によると、2011年の2位以下は、C#が2.55%の増加で2位に、Cが1.15%の増加で3位に、JavaScriptが0.73%の増加で4位につけている。逆に、PCI値の下落が大きかったのは、-3.05%のPythonと-2.13%のPHP。

「Objective-C」の関心が高まった背景には、iPhoneやiPadのアプリケーション開発に使用できる主要言語が「Objective-C」であるという理由が大きいとみられる。

TIOBE PCI値は、複数の検索エンジンの検索結果から、対象とするプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。TIOBE Softwareでは毎月中旬に分析結果を公開している。