9月になっても あつい。気温は30度を こえているどころか、40度に ちかい。あぶない。
熱中症の予防に必要なのは、あついところから すずしいところへ移動すること(冷房をつけること)。水分を補給すること。その ふたつでしょう。
水分補給といっても、たんに 水を のめば いいというものではありません。汗を かくと、体内の水分と塩分が からだから でていくことになります。それなら、水分と いっしょに塩分も補給しないといけません。
よく、水分補給にはスポーツドリンクが おすすめされています。なぜでしょうか。スポーツドリンクには塩分(ナトリウム)が ふくまれているからです。
うえのリンクには、とても たいせつなことが かいてあるので、きちんと よんでください。
塩分を とらずに水分だけを のみすぎると、血中のナトリウムの濃度が さがりすぎてしまいます。すると、低ナトリウム血症(ていナトリウムけっしょう)という診断される状態になります。
さて、学校という空間について。日本の学校は自由が あんまり ありません。たとえば、「ジュース のみたい」というのは学校のルール(校則)を 無視した わがままだと いわれてしまいます。家から もってきた水筒のなかの水分を すべて のんでしまえば あとは水道の水を のむしかありません。それでは、どうやって塩分を おぎなうのでしょうか。そもそも、「水筒のなかの水分」に塩分は ふくまれていたのでしょうか? 冷房のある学校は ほとんどありません。教室が あつい。そとも あつい。それでも、体育の授業を ふくめて、すべての授業をするというのは、どう かんがえても危険です。
わたしが かよっていた小学校は、冬も短パンの制服で通学させていました。さむいのに、どうして そういうことを させるのでしょうか。
そこにあるのは、ただの精神論です。「こどもは風の子」とか わけの わからない精神論です。さすが、竹やりで戦闘機と たたかえと命令した国です。
すべての学校に冷房と暖房を 設置すべきです。貧困家庭に冷房と暖房の費用を公的に保障すべきです。そして、同時に「水分補給」について、きちんと常識を 身につけるべきです。
きちんと水分補給させないのは、虐待(ぎゃくたい)です。
熱中症は、この社会全体で おこっている深刻な問題です。学校だけの問題ではありません。それでも学校の問題に関連づけて熱中症を とりあげたのは、学校は自由のない施設だからです。強制的な面があるからです。「部活」というスポーツ活動で、まちがった「指導」が おこなわれてきた歴史があるからです。根性論、精神論が いまだに のこっているからです。そういった学校の わるい面が、社会全体に悪影響を あたえていると わたしは おもうからです。
根性論は、ぎゃくたいです。
関連リンク:
- 「ありがたい」ということ。 - hituziのブログじゃがー
- 「毎日 うんこ」ですって? - hituziのブログじゃがー
- 差別されるということ(登校拒否について)。 - hituziのブログじゃがー
- http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/1281985.htm
- http://naash.infodnn.com/anzen/anzen_school/anzenjouhou/taisaku/nettyuusyo/tabid/851/Default.aspx
- http://www.tv-sdt.co.jp/nnn/news8804213.html
- http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100907k0000m040063000c.html
- http://www.pref.okayama.jp/soshiki/detail.html?lif_id=74221&navi=sec16
- http://www.nnn.co.jp/news/100904/20100904003.html
- はてなブックマーク - masuda on Twitter: "昭和の時代にはスポーツの途中で水分補給はご法度だった。何で死んだり倒れてたりしなかったんだろうと言ってる人がいるが。死んでる。甲子園の常連校など調べれば出てくるはずだ。隠蔽してるだけ。昭和クオリティ。三丁目の夕日は真っ赤に燃えてるよ。"