英国のEU離脱で、”ボスマンルール”終焉も。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

英国のEU離脱で、”ボスマンルール”終焉も。

移民問題に端を発した英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票が、
(現地時間で)23日に行われ、離脱(51%)が残留(48%)を上回り、
英国のEU脱退が決まった。
(EU離脱は史上初となる)
英国がEUを離脱してしまう影響で一番わかりやすいのが、
サッカーのイングランド・プレミアリーグ。

ベルギー人選手のジャン・マルク・ボスマンの移籍のゴタゴタがきっかけで、
EU加盟国間での選手保有が無制限になる”ボスマンルール”が作られ、
大金を振りかざしているビッグクラブがEU加盟国の選手をバンバン補強し、
今では大金を振りかざして居るクラブと、経営難に陥っているクラブの格差が問題に。
それだけでなく、自国の選手が育っておらず、イングランド代表の弱体化が進んでいる。
サッカーの母国が聞いてあきれるわ。

15-16シーズンのイングランド・プレミアリーグで、
日本代表FWの岡崎慎司擁するレスターが優勝を飾った。
”ボスマンルール”の恩恵を受けたイングランドの”ビック4”より資金力が乏しいクラブが、
イングランド・プレミアリーグを制したことで、
”ボスマンルール”の在り方が問われるようになった。

現在フランスで開催されているUEFA EURO(TM)で、
ウィエン・ルーニーを筆頭とするイングランド・プレミアリーグ勢中心で編成された、
イングランド代表が地区予選を無敗で通過、フランス行きを勝ち取り、
そのテンションのまま、イングランド代表は決勝トーナメント進出を果たしたことで、
イングランド・プレミアリーグが”ボスマンルール”に甘えていないことをアピール。

そして、英国のEU離脱決定で、
イングランド・プレミアリーグは公平なルールの下で運営されるんでしょうね。
選手保有における”ボスマンルール”がかえって異常だってことを考えたら。

これはよりサッカーを本来の姿に立ち返るきっかけかもな。
自国の選手が活躍してこそ、イングランド・プレミアリーグは輝ける。



◆大型スポーツ用品専門店が楽天市場に!スポーツオーソリティ 楽天市場店