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電子書籍:規格統一へ 普及促進狙い官民連携 中小出版社の参入、容易に - 毎日jp(毎日新聞)

「月内にも関連業界や総務省などの行政機関が参加する『電子出版日本語フォーマット統一規格会議』(仮称)を設置し、来年春までに内容を固める方針」「統一規格会議はこうした(引用者註:複数規格の並立の)問題を解決するため、いずれの方式にも変換可能な『中間フォーマット』と呼ばれる統一規格を目指す」。これはなにか新しい事実が含まれている記事なのだろうか?

電子書籍への蔵書コピー代行業者急増 作家や出版社、法曹関係者は「違法」と警告 (1/2ページ) - MSN産経ニュース

「1冊350ページを100円以下で請け負う業者が出るなど価格競争も過熱気味だ。客から本を郵送してもらい、PDF(電子文書のファイル形式の1つ)化した電子データをダウンロードしてもらう方式が一般的」。

著作権問題に詳しい福井健策弁護士は『著作権法で許された「私的複製」はあくまで使用者本人がコピーを行うのが原則。外注は認められず違法だろう』との見方を示す一方、『出版社側も読者の需要をくみ、電子書籍の品ぞろえを充実させる努力をもっとすべきだろう』と話している」。

自炊代行と法的な話

電子書籍の現在 - EARTHLIGHT TECHNOLOGY(2010-11-20)

木本雅彦が情報処理学会誌「情報処理」に解説記事を書いたという話。9月締め切りで11月に出るというゆったり感は電子書籍の動向に会っていないけれど、というただし書きつき。書いた記事に入れられなかったニュアンス、見方について率直なことが書かれている。

XMDFをめぐるシャープの動き(記事広告が急に出てきたことも含めて)、iPhone/iPad電子書籍にふれなかった理由、自炊を採り上げなかった理由などなど。

「(Amazon DTPは日本語非対応だけれど)日本語であってもUTF-8でAmazonDTPに渡してあげれば、新KindleKindle for PC/MAC/iPhone/iPad/Android用になってしまいますが、テキストの状態で販売することができます」。こっこれはさりげなく重要な情報なのでは。

[NKH] ニコ生企画放送局 » 【MTM06】7つの「電子書籍」をご紹介(http://enjoynicolive.com/p2028.html)

めっぽう面白い電子工作的イベント「Make: Tokyo Meeting」にニコ生企画放送局が「ぼくの考えた電子書籍展」を出展。実用性とは別の軸から、電子書籍について考えさせるものがいくつも。

適宜更新: 「電子書籍を出してみたよ」はこうやって出したよ1

電子書籍に関する知識ゼロの状態から、手探りで電子書籍Kindle向け「Kanji Crossing」)を完成させるまでのストーリー」という「電子書籍を出してみたよ」を作るきっかけなど。

「Kanji Crossing」は日本語が母語でない人向けに、漢字の面白さを伝える本のようだ。

Kanji Crossing 9wearing kanji style in your life($6.99)

電子書籍をギフトに贈ろう: Fionの与太話

というキャンペーンをAmazon.comが始めた由。

「多くの人が誤解しているようだが、キンドルの本を読むのに別にキンドルを持っている必要はない。Amazonのサイトに行けば、各種端末向けにキンドルアプリを無料で配っている。iPadiPhone用のアプリもiTuneで入手可能だし、AndroidもあればパソコンやMacもある。本をもらった人は、自分の端末用のアプリをダウンロードして読めばよい」。

benli: 電子書籍とプラットフォームの選択権

小倉秀夫弁護士のブログ。

  • 電子書籍は著者、版元、読者の関係で語られることが多いが、それに加えてプラットフォーマー、つまりKindleやiBookstoreなど配信サービスを行っている会社も含めて考えるべきでは
  • 音楽配信サービスではレーベルの都合で、自分の楽曲がiTunes Storeで売ってもらえないといった問題が起きている。電子書籍でも著者が版元に強い権限を与えてしまうと、同じようなことが起きるのでは
  • 電子書籍だけで出る本が増えた未来、プラットフォーマーが「それはうちでは出しません」と言ったらどうするのか

といった話。「うちでは出しません」問題はすでにAppleの審査で出ていて、この記事では「利用者はたくさんのプラットフォーマーを使わないだろう」という前提で話が出ているが、そうはならないと思うのでその本を出しているところから買うということになるんじゃないかなあ。あ、そうか、それでも「この版元の本を読めるのはこのプラットフォーマーだけ!」になっていると困るのか。そういうときは(文庫版が別の版元から出るように)ほかから出るよう版元が助け船を出してくれそうな気がする。文庫化ではオリジナルの版元にも印税がちょっと入るから、世に出ないよりはせめて別の版元からでも、と考えないだろうか。

電子書籍: 川崎ゆきおブログ

猟奇王」の川崎ゆきお電子書籍についての所感を語る。電子書籍がどこで出ているのかわからず、書店のような「そこに行けばわかる」的な場所がない、本を買うのになぜユーザー登録しなけりゃならないのか。といった話。

Life is beautiful: 加速する創作系マガジン「暫」

CloudReadersベースの電子書籍を紹介。「ちゃんとしたフォーマット(ZIP化したJPEGファイル)で作ったマンガや雑誌をCloudReadersで読むとどのくらいサクサク読めるのかが実感できるので、ぜひともお試しいただきたい」とのこと。