家族のルール

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福井駅

家族のルール

システムを機能させるにはルールが必要だ。
機能している家族ではルールはシンプルで現実的、柔軟だ。ひとりひとりが寛容で、考えの違いを汲み取って成り立っている。特別な状況に遭遇して乗り越えようとするときも、愛情を忘れないので、ルールの背景にある温かみのある心のぬくもり平常と変わることがない。

機能している家族は開放的で、ルールには一貫性があり、前ぶれもなく日や時間によって変わることもない。
こどもは、こどもでいることができて無邪気だが、親を信頼しており、頼ることができるので従順で、自分がすること、これからなにをどうするか、期待されていることも理解している。

「家族をお互いに尊重して、迷惑をかけないように、自律しなさい。
積極的に自分の持てる力を使い切りなさい、それでもうまくいかない時には知らせない、助けることができるだろう。」

親はこどもに自分と同じく他者も尊重することを教える。
「どんな場合も、人を傷つけるようなことをしてはいけない。感情的になってはいけない。乱暴なことをしてはいけない。虐待してはいけない。嘘をつかないようにしないさい。約束は守りなさい。弱者にはいたわりを持って接しなさい。」

平和的なことを奨励したルールを持った家族では、「家族」「近隣」「クラス」「職場」・・・などあらゆるチームにも、家族のルールを基礎的に使用することを奨励する。

同時に個人を尊重し勇気づける。自立が推奨される。個人が主体的であることをなにより推奨する。そして自分の物を持つこと、自分と他者の境界を持つことが許される。
こどもは刻々と変わる状況に対処する方法と責任の引き受け方をルールから<誕生から成人になる全プロセス>の時間をかけてゆっくりと学ぶ。

一方、正常に機能していない家族には、ありもしない虚像の幸福な家族と自分を比較する人がたくさんいる。その内容は自虐的で自分を痛め続ける比較だ。

「正常な家庭の子はなにもかもが順調で、自分にないものをたくさん持っている。自分にはハンディがあり、それは正常な家庭の子には、理解できない悲しみと痛みだ。」

しかし、それこそがじぶん力の再生を拒んでいるトリックであり、逃げ場になっているのだ。


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