アメリカ・カリフォルニア州の「サンバーナーディーノ」市は、近日中にも連邦破産法第9章の適用を申請することが明らかになりました。
カリフォルニア州の南部に位置する同市は、長きにわたり工業都市として知られていたほか、近年はロサンゼルスの都市圏拡大に伴う住宅都市として人口約21万人規模の都市へ成長を遂げていました。
しかし、サブプライムローン問題に端を発する不動産市況の悪化による投資運用の失敗や税収の減少で財政が逼迫したため、自力での再建は困難と判断し今回の措置に至ったようです。
今月に入り同州のストックトン市とマンモスレイクス町が相次いで破産法第9章の適用を申請しており、財政逼迫を理由に同様の申請に向かう自治体の増加が懸念されます。
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