千葉県警、サイバー対策で損保2社と提携
千葉県警は10日、東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険とサイバーセキュリティーに関する連携協定を交わした。サイバー攻撃に対応した保険商品を取り扱い、リスク対策で豊富なノウハウを持つ損害保険会社の知見を取り入れ、県内の中小企業への啓発活動に生かす。4月には損害保険ジャパン日本興亜と協定を結んでおり、「メガ損保」と呼ばれる大手3グループとの連携体制が整った。
県警は2016年から県内の経済団体や大学、IT(情報技術)関連企業と「サイバーセキュリティパートナーシップ協定」を結び、サイバー犯罪に関する啓発活動や仮想通貨に関する研修会などに取り組んでいる。大手損保2社のほか、船橋市にキャンパスを置き、暗号化技術の研究に取り組んでいる日本大学理工学部も10日付で協定に加わった。