525,600分と数秒...。2011年、私たちみんなに与えられた時間です。毎年「アレもしたい、コレもしなきゃ」と思いつつ、気づくと時が過ぎ去っているという方は、ぜひ今年こそ、意識して時間を作ってみてはいかがでしょうか?

 

1: 読書タイム

メールやチャット、Facebook、Twitterなどなど、現代人は日々何かを読んでいますね。しかし、それらの内容のほとんどは、長く記憶には残りづらいもの。自分の身の回りで何が起こっているのか、瞬間的に知らせてくれるだけです。

書き手とじっくり向き合い、アイデアを理解するために、読書タイムを持つのはどうでしょう。毎週少しの時間でよいので、本や長めの雑誌記事、自分の分野と関係のある専門誌などを、腰を落ち着けてじっくり読むのです。他人にシェアしたくなる新しい知識や情報がたくさん得られますよ。


2: 集中タイム

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IMやメールアプリ、タブを閉じ、実際の仕事をやり遂げるための「集中タイム」をつくりましょう。集中タイムの間は、メールやチャットに対応できないことを他の人たちにも理解してもらう必要がありますが、もし、あなたの上司が部下の細かな動作にまで管理したがる人ならば、彼(彼女)が会議や外出で席を外している時間を「集中タイム」にするのもいいでしょう。

この方式を企業で取り入れている例もあります。Synacor社は、午後のコーディング作業に「集中タイム」を設けているとか。IMをオフにし、メールも閉じて、作業だけに取り組むそうです。もちろん、コーディングに限らず、仕事のアウトプットに集中したいときは「集中タイム」を導入すると、効率がグンとアップします。


3: 情熱を注げるプロジェクト

仕事の合間、帰宅後など、その気になって探せば、どこかしら「すきま時間」はあるものです。その時間を活用し、自分が情熱を注げることに取り組みましょう。ソフトウェア開発やウェブ開発、日曜大工、ブログ執筆、ガーデニング、料理、外国語の習得など、やってみたいことならなんでもOKです。


4: 週次レビュー

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GTD派の人にはお馴染みの週次レビュー。週末に少し時間をとって、一週間を振り返りましょう。何ができて、何ができなかったのかをチェックし、次週やることを整理しておくのです。このテーマについては、ライフハッカーアーカイブ記事「GTD実現のために週次レビューの習慣をつけよう」も参考にどうぞ。


5: 目標の書き出し

自分の目標を書き出してみましょう。書くことで、自分が向上させたいことをハッキリさせられます。このテーマに関連し、米Lifehacker初代編集長のGinaも以下のように綴っています。

目標は、自分をよりよくするということ。「よりよい人になりたい?」と尋ねられれば、誰でも「もちろん」と答えるだろう。では、「よりよい」とはどういうことなのか? どうやればそこへたどり着けるのか? この問いに対する解は様々だろう。目標を設定することは、すなわち、向上した状態を明確にすることであり、今自分がいる場所から、向かうべき場所へのステップを考えることだ


自分にとってのあるべき姿を明らかにする上で、まずは、目標を書き出すことが第一歩。そして、着実にそこへ向かっているのかをチェックするために、週次レビューなどで、定期的に自分の行動や成果を振り返ることも必要です。また、タスクに集中する時間、夢中になれるものに取り組む時間、読書を通して知識をインプットする時間、といった具合に、時間の使い方にメリハリをつけましょう

Kevin Purdy (原文/訳:松岡由希子)