iPhoneやiPad、もしくはスマートフォンやAndroidタブレット端末を持っているなら、海外旅行にも持参しよう。飛行機の中や現地での移動、観光やトラブル時に活用できる。ゆっくりとぶらぶらする旅から密度の濃い強行軍まで、大活躍してくれるのだ。今回はスマートフォンを海外旅行で活用する技を紹介する。
iPhoneがマカオで使えるようになった
先日筆者は海外出張で香港とマカオに出かけた。2010年11月に、マカオはソフトバンクモバイルの海外でのパケット定額プラン「海外パケットし放題」の対象に含まれた。そこで現地でもiPhone 4を使ってみた。また「どうせなら」ということで、手持ちのデジタル機器もいろいろと持参した。
ソフトバンクの海外パケットし放題は、現地へ行ってから設定すればいいので国内で特に作業する必要はない。今のところ料金は1日あたり1480円となっている(2011年6月30日までのキャンペーン価格)。iPhoneとAndroidのスマートフォン「GALAPAGOS SoftBank 003SH」の接続は問題なさそうだ。
一方でiPad Wi-Fi版は、普段はNTTドコモの回線を使うモバイルルーター「Portable Wi-Fi」(DWR-PG)で通信している。しかし、Portable Wi-Fiは海外での利用に対応していない。海外で使うなら、最新モデルの「HW-01C」が必要になるとのこと。しかもNTTドコモの海外パケット定額プラン「海外パケ・ホーダイ」は、マカオが対象外だった(本稿執筆時点)。そのためPortable Wi-Fiは、離日までしか使えなかった。
そこで、グローバルデータの「MiFiレンタルサービス」を利用することにした。グローバルデータではSIMロックフリーのモバイルルーター「MiFi」のレンタルサービスを用意しており、定額通信料は1280円/日とリーズナブルだ。
しかし、残念ながらMiFiもマカオでは利用できないとのこと。マカオで利用できるのは、USB接続タイプの通信アダプターのみだった。今回、あえて海外にパソコンを持っていかないことにしたので、USB接続だけではどうしようもない。
結局「せめて香港だけでもiPadを使おう」と、MiFiをレンタルすることにした。レンタルサービスにはネットから簡単に申し込めて、受け取り先は羽田空港にした。ちなみに出発2日前に手配したのだが、ぎりぎりだったようだ。3日前までに手続きすることをお勧めする。なお、出発が成田空港で申込日が平日の場合は、前日の17時まで受け付けている。
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