倉木麻衣
 前作「touch Me!」から約2年、昨年11月に9作目のオリジナルアルバム「FUTURE KISS」を発売した倉木麻衣。同作を引っさげて、昨年12月10日の愛知県芸術劇場 大ホールを皮切りに3月26日の東京国際フォーラム ホールAまで全国18ヵ所19公演のツアー「MAI KURAKI LIVE TOUR “FUTURE KISS”」を開催中の彼女が、3月9日に2011年第一弾、通算35枚目となるニューシングル「1000万回のキス」を発売した。

――去年の12月から今年3月末まで「FUTURE KISS」のツアーが続きますが、お客さんの反応などは如何ですか?

倉木麻衣(以降、倉木):みんな、すごく“攻め”ですね。熱い!去年に比べてパワーアップしてます。今年に入ってから1公演1公演、みんなとの絆がすごく深まったと感じられるんですよね。もう最初からみんなペンライトを持ってるし、予習してくれてるのか振りもバッチリでビックリしちゃいましたね。逆に私も頑張らなきゃ!って。まだ振りがおぼつかない状況から、今では大分。全国を回ってきて、今では段々と様になってきて(笑)。みんながすごくパワーアップしてくれていて嬉しいですね。

――ツアー中に、何か面白いエピソードなどはありましたか?

倉木:福井で、鯖江市は眼鏡フレームのシェアが日本一と聞いて、本当はめがね会館に行きたかったんですけど、時間がなかったので眼鏡を持参したんです。ライブが終わった後に、ファンのみんなが待ってくれている出待ちというのがあるんですけど、そこで眼鏡を掛けたら、みんながビックリして。一瞬掛けて、一瞬で外したら、「ずっと掛けてろー!」みたいに、すごかったですね(笑)。

――毎年、年末にはカウントダウンライブを行われていますが、去年を振り返ってみて、どんな年でしたか?

倉木:ジェットコースターみたいな1年でしたね。もう止めどなく色々なことを経験させて頂いて。色んな音楽番組でトークがあったり、デュエットさせて頂いたり、ハロウィンライブをやったり。自分の中で大きなプレッシャーもあったし、生活面ですごく変動が(笑)。初めてトライすることって緊張するじゃないですか。毎日が緊張の連続で、良い意味でそういう経験ができて、自分自身の在り方というか、改めて気持ちを引き締めることが出来た1年でしたね。

――昨年は「Shining Light Awards 2010」などファッション分野でも注目を集められてましたが、今まで活動してきた音楽中心のフィールドから、ファッション業界など活動の場を広げて反応が変わったことはありますか?

倉木:そういったお話を頂いて、自分が参加していくことによって、ファンのみんなだったり同世代の方に「こんな自分でも何か歌以外のことにチャレンジして、自分自身を変えていける」という所を知ってもらえて。「自分がもっとやろうと思えば色んなことにチャレンジできるし、変われるんだよ」って伝わったらいいなと思って、トライさせて頂きました。そしたら、女性のファンからの質問がすごく増えてきて、「メイクはどういう風にやってるんですか?」とか美容に関する質問がすごく多くて。あとは学生で制服を着たまま「帰りにライブに寄りました」という子が増えたり。

――美容と言えば、何か飲まれているお茶があるそうですが。

倉木:喉をケアしたり、今の時期は皆さんにもピッタリだと思うんですけど「スロートコート」というハーブティーがあって。オーガニック100%で、喉にすごく良いので、いつもライブで欠かさず飲んでたり。あとは、「梅丹」という梅の粒がよく健康食品売り場に置いてあるんですけど、肩こりとか血流を良くするので、むくみにくかったり、次の日の朝起きられたり。梅を濃縮させたエキスで、体に良いので、うちのスタッフもみんなで飲んでます。