韓国国債の購入、事実上の凍結を表明 安住財務相
安住淳財務相は24日午前の閣議後記者会見で、年内にも開始する公算だった韓国国債の購入について「まだ決めていない。様子を見させてもらう」と述べた。韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領による竹島(韓国名・独島)への上陸や天皇陛下が韓国を訪問する際に謝罪を要求した発言を受けた対応で、購入を事実上凍結する方針を示したもの。日中韓3国は今年5月に国債の持ち合いを進めることで合意していた。
今年10月に期限を迎える日韓通貨スワップ協定の交換枠の拡大措置を延長するかどうかは「全くの白紙」と繰り返した。韓国政府が野田佳彦首相の親書を返送したことにも不快感を表明。「(韓国大統領の)明確に行きすぎた言動に対する謝罪を見極めた上で、どうするか決めていきたい」と説明した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕