⇒ 2019年4月1日以降の記事は こちら



講演会「シリーズ 美術雑誌と戦後美術 ― 創り手たちの証言 第4回 関西のアートシーン 制作と批評の交差点 原久子氏(大阪電気通信大学教授、元『A&C』編集者)」のお知らせ

国立新美術館で行う、下記の講演会をご案内させていただきます。

当館所蔵の美術雑誌をテーマにした連続レクチャー「美術雑誌と戦後美術―創り手たちの証言」。今回は、東京以外の都市で発行された美術雑誌に目を向けたいと思います。

あえて地域の美術の動向にこだわり、それを全国に発信する媒体として機能した美術雑誌として、1980年代後半から90年代前半にかけて京都で発行されていた『A&C』を取り上げます。この雑誌は関西の現代美術を対象に「批評」に特化した美術雑誌であったこと、大学が発行していた美術雑誌であったことに特色がありました。

冒頭、聞き手である平井から戦前・戦後、関西で発行された美術雑誌を簡単にご紹介したあと、この『A&C』に当時編集に関わられた原久子氏から編集方針やエピソードをうかがいます。

皆様のご参加をお待ちしております。


日 時 : 2010年8月1日(日) 14:00〜15:30(開場は13:30)

講 師 : 原久子氏(元『A&C』編集者)

聞き手 : 平井章一(国立新美術館 情報資料室室長・主任研究員)

会 場 : 国立新美術館3F 講堂 http://www.nact.jp/

定 員 : 120名(先着順、事前申込不要) 聴講は無料です。


原久子(はら・ひさこ)氏 略歴

京都市生まれ。1987〜94年、『A&C』誌(京都造形芸術大学発行)の編集に携わる。関西を拠点に、国内外で活躍する気鋭のアーティストたちの紹介やプロデュース、芸術文化コンサルティング等を行なう。新聞、雑誌、ウェブサイトにおいて美術・デザイン関連記事を執筆。「Off- Side」展(02年・graf media gm横浜美術館アートギャラリー)「六本木クロッシング」展(04年・森美術館)、「Lab☆Motion」展(07年・トーキョーワンダーサイト本郷)、「都市のディオラマ Between Site & Space」(08年・トーキョーワンダーサイト渋谷、09 年ARTSPACEシドニー)などの企画運営の他、美術館等での講演会、シンポジウム、ワークショップの企画コーディネートなど幅広く創造環境のサポート を行なう。共編著『変貌する美術館』(昭和堂)他。大阪電気通信大学総合情報学部教授。

問い合わせ先 TEL 03-5777-8600(ハローダイヤル)