ライフログ」流行ってますね。ライフログの目的が、ライフログデータをビジネス利用に考える企業ではなく、ログをとっている個人にとってどんな意味があるのかを考えてみると、つまるところ、日々の行動、つまり何を食べたかとか、どこへいってなにをしたかとか、どんなことを思い感じたかなどを記録していって、あとで振り返って反省し、今後の人生に活かすためのものなのかなと、僕なりに解釈しています。

 人の記憶は曖昧なので、一生に一度しかない瞬間を記録する(ログをとる)ことは、記憶を補完する意味で結構重要ですよね。例えば、旅行に行った時の思い出として写真を撮る際、その時にどんなことを考え、何を感じたのかも記録しておくと、旅の思い出がより深いものになるのでないでしょうか。とくに旅行の場合、移動距離も多いと思うので、「いつ、どこにいたか」なんて情報もあると、より旅行の記憶が詳細なものになります。

そこで今回は、GPS機能をつかって「いつ、どこにいたのか」を自動的に記録してくれるiPhoneライフログアプリ『PathEverをご紹介します。『evernote』と連携し、自分の行動範囲を自動的にログとして保存してくれるスグレモノです

操作は簡単。「GPSを開始」を押せばライフログがスタート。移動距離、移動時間のログを自動で記録してくれます。

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「GPSを停止」を押せばストップし、データはevernoteに自動的に保存されます。

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evernote上には、このように地図と住所、時間が記録されます。

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設定画面では最低移動距離の設定ができるので、移動範囲が狭い時には小さめに設定しておくと、こまめにログが取れます

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このように、簡単に、自動的に移動範囲のログを取ってくれる優れものですが、GPSを常に使用しているのでバッテリーの消耗が激しいのが難点。僕のiPhone4では、PathEverのみ1時間の使用で、約20%のバッテリーを消耗しました。長時間使用するには外部バッテリーが必須でしょう

旅行に限らず、自分がいつ、どこにいたのかを記録しておくのは、あとあと記憶を呼び戻す際のきっかけの一つになります。そして、そこからいろんなことを思い出し、反省し、未来に活かすことができるはずです。

ライフログをとって人生を振り返ってみませんか? きっと今後の人生が変わるきっかけになりますよ。

PathEver

(ドサ健)