西武鉄道は11月27日、所沢駅東口から新橋上駅舎への自由通路の供用を開始する。2009年12月より進めている所沢駅改良工事の一環で、新橋上駅舎を通して東口と西口とがつながる。これにともない、現在の南側橋上改札口は廃止され、新橋上駅舎の改札口に統合される。特急券・定期券発売窓口は新駅舎に移設され、南側の乗り換え跨線橋は廃止となる。

コンコースが北側に広がる所沢駅(イメージ)

改札内には売店「TOMONY」がオープンするほか、各ホームを結ぶ階段とエスカレーター6基を新たに設置。子供専用の便器やベビーベッドなどを備えた「キッズトイレ」も、西武鉄道として初めて設置する。

自由通路の開通に合わせ、同日より駅ナカ商業施設「エミオ所沢」も新たに7店舗を加えてグランドオープン。今年6月にスーパーマーケットや惣菜・スイーツ・雑貨店など13店舗で1期オープンしたが、今回のグランドオープンで、ベーカリーやカフェなど4店舗からなる飲食店ゾーン「Ta.be.to.co(タベトコ)」、さらにドラッグストアやフラワーショップなども加わり、合わせて20店舗となる。

「タベトコ」の屋上部分にはテラスを設置し、駅利用者や買い物客の休憩スペースとして開放するほか、イベントスペースとしても活用していくという。「エミオ所沢」は2階建てで、店舗面積は968.64平方メートル。西武プロパティーズが運営にあたる。